PRIMAL SCREAM [Star]

マイメン、たばさ氏のブログを読んでいて何か聴きたくなってきたプライマル・スクリーム

彼らの曲で僕が一番好きなのは1997年「ヴァニシング・ポイント」 に収録されてる「Star」 という曲。当時MTVでPV(マニが汗まみれで走ってるヤツ)が頻繁に流れてて妙に気に入ってしまいました。

f0045842_0451411.jpgこの曲はシングルでリリースされていて、そのシングル盤のジャケ(右写真)が非常にかっこ良くて当時から超お気に入りです。若い黒人が「オークランド警察署」と書かれた建物の前でショットガンを持ってる何か意味ありげな写真です。中ジャケを見ると同じ場所でもう1人の若い黒人が今度はリヴォルヴァーを持って写真に写っている。クレジットの所に目をやると「Bobby Hutton」という名前が。そうです、もう気付いた人もいるでしょう。60年代カリフォルニアのオークランドで結成された黒人自衛団「ブラック・パンサー党」の第一号党員ボビー・ハットンです。もう1人のリヴォルヴァーを持った黒人青年はボビー・シール。彼の方がブラック・パンサー党員としては有名か。当時はプライマル・スクリームとブラック・パンサーが何で結びつくのかなんて全然理解してませんでしたが、今考えると彼らに共通するのは「レベル(Rebel)」という言葉でしょうね。昔はそんなバンドとは思えませんでしたけど。

f0045842_0503215.jpgさてこの曲「Star」 の一番の好きなところは何といってもメロディカが奏でる哀愁のメロディですね。この印象的なメロディカを演奏しているのがレゲエ界の巨人にして偉大なるメロディカ奏者オーガスタス・パブロ。そういやオーガスタス・パブロの名を聞いたのはこの時が初めてでしたね(当時この事を教えてくれたのは現在「あらかじめ決められた恋人たちへ」というソロ・ユニットをやっているメロディカの奇才にして友人の池永正二君でした)。しかもこれがパブロの残した最期の作品だそうです。これ以降パブロの哀しげでありどこか懐かしいメロディカの音の虜になりました。おかげでレゲエ馬鹿になったわけでもありますが…。

メロディカ以外にもメンフィス・ホーンズによるサックスやトランペットによるニュー・オーリンズ・テイストの味付けもハマっているし、よく聴くとタブラの音も入っている。ダブ処理されたボビーのヴォーカルや効果音のトビ具合も全く大袈裟ではなく自然だ。

歌詞の内容もかなりRebelな内容。プロテスト・ソングです。シスター・ローザ(ローザ・パークス)やマルコムXドクター・キング(キング牧師)など実名で出てきます。『俺はこの歌を権利の為に立ち上がる全てのみんなに歌う』という歌詞もクールだ。『Every brother is a star, Every sister is a star』というコーラス部分はEveryone is a starと歌ったスライ&ザ・ファミリー・ストーンを思い出します。

この曲は聴けば聴くほど新しい発見が見つかる曲ですね。ヘッドフォンで聴いたらその面白さが分かりますよ。
もうリリースされて9年経つが今でもフェイヴァリットな一曲です。

この曲がリリースされた1997年の翌年、彼らは「フジロック’98 in Tokyo」 で来日したわけですがこの曲を初めて生で聴けました。会場後方で寝転びながら聴いた「Star」 は最高に気持ち良かったですよ。
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by Blacksmoker | 2006-03-21 01:00 | ROCK
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