NEIL YOUNG [Living With War]

f0045842_3401539.jpg陰で政府を操るヤツラも、ウソ臭い戦争も必要ないぜ。楽園がなくなってしまったらな!」と歌われる「After The Garden」で幕を開けるニール・ヤング話題の新作「リヴィング・ウィズ・ウォー」は前々からの予告通りの反戦・反ブッシュのアルバムになりました。最近のニール・ヤングは怒涛の創作モードに入っているようですね。

これは強烈ですね。わずか2週間で製作f0045842_2236156.jpgされたというこの新作にはニール・ヤングの怒りや言いたい事が詰まっている。何が彼を突き動かしたのかは分からないが、これほど荒々しいニール・ヤングは久しぶりだ。ディクシー・チックスがあれほど批判を受ける現状の中で、ニール・ヤングはパンク・ロックのようにストレートな歌詞を堂々と歌っている。誰にも文句を言わせません(ってか誰も文句言わないか…)。

とにかく「Let’s Impeach The President」(大統領を弾劾せよ)とか、「Lookin’ For A Leader」(リーダーを探して)とか「Living With War」(戦争と共に生きる)とか、あまりにもストレートな歌詞が吐き出される。そしてニーf0045842_22561055.jpgル・ヤングの専売特許ともいえる歪みまくったギターの轟音が響く。一発録りの勢いが肌で感じられる生々しい出来が良いですね。全10曲40分という短さも潔い。単に勢い一発に終わらずゴスペル隊をコーラスに従えた曲のキャッチーさも見事で、全曲が明確なメロディを持った力強い曲になっている。前作「プレーリー・ウィンドウ」のあの繊細で穏やかなアコースティック・サウンドから一転してこのハードなサウンドは、単に社会情勢の悪化だけが原因ではなく「まだまだ若いヤツらにゃ負けないぜ!」という頑固オヤジの気概を感じることが出来ますね。

2年前に動脈瘤硬化で倒れて手術したばかりの人とは思えないf0045842_22575771.jpg精力ぶり。昨年アメリカで公開されたニール・ヤングの映画「Heart Of Gold」(右写真)もやっと日本でも観れそうだし(アメリカではDVDが発売されたばかり)、まだまだこのオヤジには楽しませてもらえそうですね。

ちなみに、この「リヴィング・ウィズ・ウォー」は歌詞が非常に重要な作品なのですが、わざわざ日本盤を買う必要はありません。このサイトで素晴らしい対訳をされている方がおられますので値段の安い輸入盤で十分だと思います。
f0045842_2303794.jpg
そしてオフィシャル・サイトでは全曲が視聴できますので是非チェックして下さい!
[PR]
by Blacksmoker | 2006-07-12 00:02 | ROCK
<< レゲエ馬鹿道場(VERSION... SKAZI [Total An... >>