レゲエ馬鹿道場(VERSION) 第一回。

<以前Music BBSで不定期連載していた「レゲエ馬鹿道場」。レゲエの火を消してはいけませんので、ここにUPしておきます。>

紆余曲折しながら第九回までやってきた「レゲエ馬鹿道場」ですが、どうやらもう1人の兄弟がいっこうに更新しなくなってしまいました。本人曰く「モチベーションが上がらない」そうです。なんともPSS出身者らしいトホホな理由ではあります。ただ俺としてはこのままレゲエの炎を消すわけにはいきませんので、兄弟が復帰する日までは「レゲエ馬鹿道場」の看板は下ろさず「レゲエ馬鹿道場VERSION」 として続けていきます。


さて最近になって、やたらとアイランド・レーベルの70年代ルーツレゲエのヤバい名盤が日本盤で再発されているんですよ。 BURNING SPEAR「Dry & Heavy」 ('76)やDILLINGER「CB 2000」 ('76)や、RICO「Man From Wareika」 ('76)、IJAHMAN「Are We A Warrior」 ('78)などなど思わず輸入盤持ってるのに歌詞が付いてる日本盤を買い直したくらいです。その中でも一際輝きを放つ歴史的名盤を紹介しましょう!行ってみよう「レゲエ馬鹿道場VERSION」第一回目はコレだ!

JUSTINE HINES & THE DOMINOES「Jezebel」 (1976)
ジャスティン・ハインズ&ザ・ドミノズ/ジェザベル

f0045842_11541018.jpg2004年にはJAMAICA ALL STARSの一員としてフジロックにも出演したジャスティン・ハインズ が1976年にジャック・ルビー製作の元、アイランド・レーベルに残した名盤。

このアルバムはボーカル・演奏・コーラスどれを取っても完璧。さらに黒人女性の絵が描かれたジャケットも秀逸な出来映えなのでアナログ盤でも是非押さえておきたい一枚だ。特筆すべきは演奏面。当時「黒い使徒集団」 と呼ばれたミュージシャンがバックを支えている。そのメンバーとは、映画「ROCKERS」で主人公を演じたリロイ・ホースマウス(写真左) 。 彼が全編でドラムを叩いている。さらにベースにはSLY & ROBBIEの名セッションマン、ロビー・シェイクスピア 。非常に小気味の良いリズムを刻みながらも随所に細かい技をみせるホースマウスf0045842_12552439.jpgのドラムがこのアルバムの要だと言っていいだろう。ロビーのベースも軽快でメロディアス。さらにホーンセクションがとても非常に効果的なフレーズを鳴らす。そのホーンセクションに名前を連ねるのはダーティハリー(写真右) や ボビー・エリスなどの凄腕たち。そのほとんどがBUNNY WAILER「Blackheart Man」 に参加しているメンバーと言えばその凄さが分かるかな?まあなるべくしてなった名盤ってヤツですね。HIP HOP界でいうところのNASの「Illmatic」 のような完璧さです。ジャスティン・ハインズの声もレゲエシンガー特有の濃いものではなく、妙にすっきりしていて聴きやすいのもポイント。そしてコーラスグループTHE DOMINOES も出しゃばり過ぎず、下がり過ぎずの素晴らしいハーモニーを聴かせてくれる。(ちなみにエリック・クラプトンが在籍したのは「DEREK & THE DOMINOS」で、THE DOMINOESとは関係ナイです。)

1曲目の「Natty Take Over」 は映画「ROCKERS」 のサントラの最後にも収録されている超有名曲だ。2曲目「Dip And Fall Back」 なんてイントロ聴くたびに鳥肌が立つカッコよさ。全曲ラスタなメッセージ満載です。 「Precious Morning」 という曲の中で「お前には肉体があるが 俺にはSOULがある お前には金やダイヤがあるが 俺には導いてくれるWISDOMがある」 というラインには涙ナシには聴けません。今回の再発盤は「Jezebel」 の翌年1977年に出た「Just In Time」 も丸々一枚カップリングされているので日本盤の方をお薦めします。とりあえず聴いてみなけりゃ始まらんよ。そんなわけで必ずチェックしてくれ!

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そして全然知らなかったんですが、ジャスティン・ハインズは昨年2005年3月17日に癌の為亡くなっていたようです。享年63歳。若すぎです。まだまだ活動して欲しかった…。レゲエの偉大なる功績者に対してリスペクト。そして合掌です。

JAH RASTAFARI!!!
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by Blacksmoker | 2006-02-08 13:03 | レゲエ馬鹿道場(VERSION)
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