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畠山美由紀 @ 京都磔磔 11/14(水) 2007


日本人女性シンガーの中でも、最も好きな人でアルバムも全て持っているんですが、実は観るのは今回が初の畠山美由紀
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この人だけはなかなか観る機会に恵まれず、勝手に「東京の人」というイメージを個人的に持ってしまってましたがやっと観ることが出来ました。

今回のツアーは、アルバム「Summer Clouds, Summer Rain」、そ畠山美由紀 @ 京都磔磔 11/14(水) 2007 _f0045842_23591542.gifしてそのわずか数ヵ月後にリリースされたアルバム「わたしのうた」畠山美由紀 with Asa-Chang & ブルーハッツ名義)[右写真]の2枚のアルバムに伴うツアーで、比較的小規模な会場を選んで全国を廻るもの(岡山公演では「サウダージな夜」が会場です!)。なぜか今回は大阪公演はなかったので、京都の磔磔に観に行ってきました。磔磔と畠山美由紀なんてなかなかイメージが結び付きませんが、かなりアットホームなステージを間近に観れてかなり親近感が沸きました。

オープニング・アクトには青柳拓次(左写真)が登場。Li畠山美由紀 @ 京都磔磔 11/14(水) 2007 _f0045842_23594814.jpgttle Creaturesや、畠山美由紀とのユニットPermafrost、そしてDouble FamousKama Aina、そして自身のソロなど多岐に渡って活動していますが、この人も今回観るのが初めて(この人も「東京の人」なイメージが強い!)。ギター1本で、静かにゆっくり歌い始めぐっと聴衆を惹きつける。京都で買ったという木魚だけで1曲やったりとなかなかマイペースな人です。個人的に青柳拓次の弾くギターのシンプルなアルペジオの繰り返しが大好きなので生で観ることが出来て感激でした。

さて本編にて畠山美由紀の登場。ステージにはギターの青柳拓次、そしてギター&ドラムのデュオHands Of Creationがバックを努める編成です。畠山美由紀はイメージよりは小柄で、綺麗な人です。「上品」という言葉がピッタリですね。
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オープニングは「Summer Clouds, Summer Rain」よりマリーザ・モンチのカヴァーUniverso ao Meu Redor。アコースティック・ギター2本の穏やか音をバックにポルトガル語で軽やかに歌うのですが、歌い上げるというわけではなく、じんわりと染み入るように歌い、これが実に品のある歌声なんですね。

続いてあなたみたいまぼろしSummer Clouds, Summer Rain浜辺の歌というアルバム「Summer Clouds, Summer Rain」のナンバーで序盤は固めて披露。このアルバムは以前にも紹介しましたが、全編をほぼジェシー・ハリスのギターと畠山美由紀の歌だけで作ったアルバムなんですが、特に畠山美由紀の歌に焦点を絞った作りになっていて、彼女の表現力の豊かさが感じられる素晴らしい作品ですが、今回のステージではバンド編成によるアレンジで色彩感覚が増しより魅力的なサウンドになっていましたね。
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つづいてはその「Summer Clouds, Summer Rain」とはまさしく正反対の性格を持ったアルバム「わたしのうた」からのナンバー私の青空を賑やかに披露したり、懐かしの1stソロ・アルバム「Diving Into Your Dreams」からの曲やら、アルバム「Reflections」からの曲、そして新曲、そしてテネシー・ワルツなどのスタンダードも挟みつつ新旧いろいろなファンが楽しめる選曲。

あらためて畠山美由紀がボーカリストとして凄い才能の持ち主だという事が分かります。彼女は決して圧倒的なパワーで捻じ伏せるタイプではなく、どちらかと言うと素朴だがじんわりと聴かせるタイプのシンガー。曲によっては声色を使い分け、じっくりと聴かすその声はまさしく天性のものでしょう。心を落ち着かせてくれる美しい声です。
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しかし、いろんな時代の曲が披露されてましたが、これらを聴くといかに「Summer Clouds, Summer Rain」のアルバムの曲が、抑えた歌い方になっていたかが分かります(このアルバムのレコ-ディングでは、ジェシーから抑えた歌い方をするように指示されたと畠山美由紀本人がステージで語ってました)。

青柳拓次Hands Of Creationによるバックの演奏が実にシンプルだが、小技の利いた演奏で畠山美由紀の歌をサポートしていたのも印象的。途中のHands Of Creationのソロ・パートでも、実に自然に彼らの曲が観客に受け入れられていたと思います。
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1曲1曲が終わる毎に、よく喋りよく笑い、とても気さくな人ですが、やはりその中にもどことなく漂う気品が感じられ、とても素敵な人でした。やはりこの人は想像通りの素晴らしいボーカリストでしたね。
 
by Blacksmoker | 2007-11-21 00:37 | ライブレポート
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