カテゴリ:2008年総括( 2 )

2008年の10曲。


さて、以下がBlacksmokerの2008年を代表する10曲。

毎年思うんですが、年々音よりも歌詞に重点を置くようになってきていますね。個人的には「一度どん底を見た者でしか歌えない歌」や、「想像力を喚起する断片的で捻りの利いた歌詞の歌」にグッときます。逆に「愚直なほど真っ直ぐな歌」にもグッとくるようです。

それではいってみましょう。

<2008年の10曲>

■第1位
THE STREETS [Everything Is Borrowed]
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一度頂点に上った男が全てを失った時に初めて気付いた真理。マイク・スキナーの実生活とリンクしたリリックが達観している。わざわざコーラスを日本語に直した「日本語ヴァージョン」も必聴。

■第2位
PORTISHEAD [Machine Gun]
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11年振りの新作から度肝を抜いた1stシングル。無機質で殺伐とした救いのない世界の中でひっそりと救いを求める叫び(でもヤク中)。11年経っても絶望感がハンパない。全く光が見えないです。恐ろしい・・・。


■第3位
DJ CELORY feat. 般若 [灰のように]
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Ultimate MC Battle 2008」での優勝も感動しました。今年の日本のヒップホップ界は個人的に般若の年でしたね。Norikiyoとの運命も素晴らしかったですが、DJ Celoryの感動的なトラックと、般若の哀愁的で決意表明のようなアツいラップに涙が出そうです。


■第4位
MICHAEL FRANTI & SPEARHEAD [Nobody Right, Nobody Wrong]
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世界のラジオにマイケル・フランティを!やはりボブ・マーリィジョー・ストラマーの精神を純粋に受け継いでいるのはこの男だ。異なる様々な世界で生きる人の生き方に「正しい/間違い」はない。だから僕等は本音で毅然と生きなきゃいけないのです。


■第5位
NICK CAVE & THE BAD SEEDS [Dig, Lazarus, Dig!!!]
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別プロジェクトGrindermanでも弾けまくっている現在絶好調親父ニック・ケイヴ。キリスト教の宗教観を第三者的視点で皮肉った歌詞が最高です。キリストにより死後4日後に復活させられた弟子ラザロ。彼に向けて陽気なテンションでニック親父が語りかける。「復活して良かったの?」


■第6位
PETER GABRIEL [Down To Earth]
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やっぱピーター・ゲイブリエルは最高です!映画「Wall・e」のエンド・クレジットに流れる珠玉の1曲。これも歌詞がヒネリが効いていて面白い。映画を観たら人ならより感動出来ます。


■第7位
BERES HAMMOND [I Feel Good]
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ジャマイカのソウルを体現出来る数少ないレジェンドの新曲。この若々しさに脱帽です。


■第8位
森山直太郎 [生きてることが辛いなら]
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詩人、御徒町凧の言葉と、森山直太郎の深みを増した歌にぐっと引き込まれます。何度も聴いてやっとその意味理解出来た気がします。「弾き語りヴァージョン」の方が10倍良いです。


■第9位
MINT CONDITION feat. ANTHONY HAMILTON [Baby Boy, Baby Girl]
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アンソニー・ハミルトンを招いた時点で勝利ですが、永遠の少年声のストークリーも素晴らしいベスト・コラボレーション。どっしりとタメを利かせた演奏も見事にマッチしています。この手の「自分で演奏出来るR&Bバンド」が絶滅危惧種となった今、Mint Conditionの存在は貴重です。


■第10位
湯川潮音 [しずくのカーテン]
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70年代の中島みゆきとかと並べても全く遜色のない時代性に囚われないスタイルを確立した彼女の新作の中で、さらに今度は民族性にも囚われてない1曲。格段に声の説得力が増していて驚きました。何年経っても色褪せないでしょう。




■次点
SHINGO☆西成 [U.Y.C.]
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2007年の曲なので次点なんですが、実は2008年に最も聴いた曲がこの「U.Y.C.」=「言うてる事と やってる事が ちゃいますね」。個人的にこの言葉は2008年何度も使わせてもらいました。SHINGO☆西成兄貴本人から教えてもらいこの「U.Y.C.」Tシャツをゲットし、夏はかなりの頻度でこの「U.Y.C.」Tシャツ着てましたね~。

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                (↑)U.Y.C.ガールズ。

        
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by Blacksmoker | 2009-01-14 15:54 | 2008年総括

2008年の10枚。


あけましておめでとうございます。今年でいよいよ3周年を迎えます。本年も当ブログをよろしくお願いします。今年もいろいろな方のコメントお待ちしています。

と、言いつつも毎年恒例の2008年総括です。


<2008年の10枚>

■第1位
PUNCH BROTHERS [Punch]

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弱冠26歳の天才マンドリン奏者、クリス・シーリによる2008年ブルーグラス界最大の衝撃作。

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クリス・シーリの脳内音楽を具現化するために集められた天才集団によって生み出されたこの音楽は、ブルーグラスを新たな次元まで進化させたプログレッシヴ・ミュージック。70年代にブルーグラスを進化させた偉人サム・ブッシュやジョン・ハートフォードの登場を彷彿させるように、00年代のブルーグラスを進化させた瞬間に邂逅出来た喜びは何物にも代えがたい。
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■第2位
RAPHAEL SEBBAG [El Fantasma De La Libertad]
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元United Future OrganizationのDJ、ラファエル・セバーグの待望の1stアルバムにして、2008年ラテン・ブレイクビーツの最高傑作。
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TelmaryやYusa、そしてInteractivoといったキューバ新世代ミュージシャン達によってクラブ・ミュージックに豊潤な音楽性が加味された刺激的なサウンドです。
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■第3位
DAVID BYRNE & BRIAN ENO [Everything That Happens Will Happen Today]
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ロック界の2大クセモノによる真っ当なロック・アルバム。でもやっぱり滲み出る一筋縄ではいかない「らしさ」も健在。デイヴィッド・バーンの突き抜け方が爽快。
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■第4位
RICKIE-G [a.m.8:59]
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レゲエというジャンルを超えたソウル・ミュージック。全曲名曲の名盤。

■第5位
ARLINDO CRUZ [Sambista Perfeito]
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本物のサンビスタによる本気のサンバ・アルバム。貫禄の、そして極上のサンバに捻じ伏せられます。

■第6位
ZACH HILL [Astrological Straits]
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今年度最高の怪盤。「ぶっ壊れている」という言葉はこのアルバムにこそふさわしい。

■第7位
LIZZ WRIGHT [The Orchard]
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サウンドはより土着的に、その声はより深く。静かに熱く燃える冷たい炎のような感覚。後半の流れが素晴らしい。

■第8位
TORCHE [Meandertherl]
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今年度のヘヴィ部門は間違いなくコイツら。強力過ぎるリフに、頭から離れなくなるメロディで疾走する曲の中毒性はハンパないです。

■第9位
GLASVEGAS [Glasvegas]
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青い!そして真っ直ぐ!その清々しすぎるメロディの爽快さに降伏。オアシスが登場した時の空気を思わせます。何にせよ曲が素晴らしい。

■第10位
AMIDA [Evis Beats]
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トラック・メイカー、エヴィス・ビーツの待望の1stアルバム。一際異彩を放つそのトラック・センスがズバ抜けてます。またラッパー、アミダとしての独特のユルさも加わって最高のチル・ミュージック。

     
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by Blacksmoker | 2009-01-05 00:00 | 2008年総括