カテゴリ:2011年総括( 1 )

2011年の12枚。

久しぶりの更新です!

今年は今までの価値観が変わるような事がたくさん起きました。しかし聴く音楽に関しては、より自分の好きな音楽を深く追求する方向に進んで行った気がします。エレクトリック/ダンス・ミュージックは今年は聴く機会が少なく、歌謡曲に関しては全く興味がなくなってきましたね。10枚に絞るのは難しかったので今年は12枚選びました。

そんな訳で行ってみましょう、2011年総括です。


<2011年の12枚>

■第1位
AMOS LEE [Mission Bell]
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「良いシンガーソングライター」から「アメリカを代表する素晴らしいミュージシャン」に変化した瞬間を捉えた傑作。
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新たな出発と別離を描いたこのアルバムは、今年を象徴していましたし、その音楽の素晴らしさも飛び抜けていました。ビルボードチャートで奇跡的に1位を記録したのも個人的には嬉しかったです。


■第2位
SAKAKI MANGOO & LIMBA TRAIN SOUND SYSTEM [Oi! Limba]
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アフリカの楽器リンバと鹿児島弁の見事な化学反応(でも住んでいるのは大阪の高槻)。この2ndではさらにポップさを増して聴きやすくなっている。こんな凄い事をやっているのは世界でも稀だ。世界に誇れる日本のバンドの一つ。
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この後に出たマリンバ集団Gajumaru Ensembleとの共演ライヴも凄いのでチェックして欲しい。

■第3位
小林勝行 [神戸薔薇尻]
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今年の日本のヒップホップ界で最も待たれていた神戸の伝説の"蓮の花"男の神戸薔薇尻が、本名の小林勝行の名義で発表した1stアルバム。精神的に病んでいたりして復帰は無理かと思われていましたが、地元の後輩達のバックアップにより奇跡の復活。これがとんでもなく壮絶なアルバムでした。オープニングを飾る9分の独白「108 Bars」を聴いた時は軽い衝撃で動けませんでした。

■第4位
ANDRE MEHMARI [Canteiro]
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ブラジルのサンパウロ出身の天才ピアニストが豪華ヴォーカリスト陣を迎えて発表した2枚組の大作。ピアノ以外にもアコーディオンやギター、バイオリン、ヴィオラ、フィドル、チャランゴ、フルート、ピッコロ、オルガンやローズなど様々な楽器を自身で演奏し、歌まで歌い、レコーディング、ミックス、マスタリングまでも自分でやってしまう奇才。歌に焦点を当てた優しく美しい曲に平伏すばかりです。果てはエグベルト・ジスモンチか?日本盤のみの500セット限定のボックス仕様も素晴らしいです。


■第5位
VINICIUS CANTUARIA & BILL FRISELL [Lágrimas Mexicanas]
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ビル・フリーゼルのアルバムは全てチェックしてしまう私ですが、このブラジル人ヴィニシウス・カントゥアリアと2人だけで作られたこのアルバムは面白かった。ビルが昔組んでいた多国籍弦楽器バンドThe Intercontinentalsのメンバーでもあるヴィニシウスのブラジル色が強く、ビルのギターがよりサウダージ感を演出している。

■第6位
BETTY WRIGHT [The Movie]
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The Roots全面バックアップの復活作。今このヴィンテージ・ソウルなサウンドを作らせたらクエストラヴの右に出るものはいないんじゃないか。そしてそのサウンドをバックに、堂々と圧倒的な歌声を聴かせるベティ御大。もう完璧な組み合わせ。ゲストのLil WayneやSnoop DoggやJoss Stoneが子供扱いです。


■第7位
神門 [神門]
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小林勝行(神戸薔薇尻)を復活させた張本人とも言える神戸のMC神門の4枚目。もはやその言葉は、谷川俊太郎にも通じる偉大なる詩人の域に到達しています。ピアノを使った印象的なトラックもイイ。

■第8位
Seun Anikulapo Kuti & Egypt 80 [From Afica With Fury : Rise]
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偉大なる父親Fela Kutiのアフロビートを、果敢に次なる次元へ発展させようとする意志がはっきりと感じ取れる作品。ブライアン・イーノのプロデュースがまるで80年代のTalking Headsを彷彿させます。

■第9位
toto [○ to ○]
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東京の女性詩人totoによる1stアルバム。幻想的なトラックに全編ポエトリー・リ−ディングのメルヘン・トリップな作品。

■第10位
FARMERS BY NATURE[Out Of This World's Distortions]
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NYのピアニストのクレイグ・テイボーンによるジャズ・トリオによる即興スタジオ録音盤。ベーシストにウィリアム・パーカー、ドラマーにジェラルド・クリーバーという一癖も二癖もあるメンバーで、ちょっと想像を絶する凄い演奏を聴かせてくれます。

■第11位
WOLVES IN THE THRONE ROOM [Celestial Lineage]
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アメリカのワシントン州オリンピアで山奥に籠り自給自足の生活を続ける新世代ポスト・ブラックメタル。禍々しさを超越した神々しいまでの神秘的なサウンドが凄まじい。

■第12位
FLEET FOXES [Helplessness Blues]
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60年代のCSN&Yのようなフォークロックのようでありながら、確実に現代にしか出せない音楽。前作から更に進化した美しき大衆音楽の結晶。
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by Blacksmoker | 2011-12-31 22:18 | 2011年総括