カテゴリ:2012年総括( 3 )

2012年の5公演。

遅くなりましたが2012年のベストライヴを。

<2012年の5公演>

■第1位
Betty Wright @Billboard Live Osaka (2012年2月29日)
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急遽2ndステージが中止になって1ステージ90分フルで演奏した事が見事に功を奏したビルボードライヴ。そして直系50センチはある巨大アフロというド迫力な姿で登場したベティ・ライトの超強力なパフォーマンスはもう圧巻でした。60年代から一線で活動してきた底力を見せつけられましたね。
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The Rootsとのアルバムも素晴らしかったですが、ライヴはその10倍は素晴らしかったです。


■第2位
The Chieftains @兵庫県立芸術文化センター (2012年12月2日)
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自分の聴いてきたカントリー/ブルーグラスが元はケルト文化から派生したものなんだという歴史をまざまざと見せつけられた50周年ライヴ。
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大いなる文化を円熟というより未来まで見据えた演奏で楽しませてくれた感動的なライヴでしたね。


■第3位
Tedeschi Trucks Band @メルパルクホール大阪 (2012年2月7日)
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初デレク・トラックス。天才的なスライドギターが圧巻でしたが、それ以上にスーザン・テデスキのドスの効いたド迫力なヴォーカルが上回ってました。
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総勢11人の見事なまでの演奏力も素晴らしかった。


■第4位
Sun Kil Moon @京都磔磔 (2012年7月13日)
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まず第一声を聴いたときに「神だ」と思ってしまったくらいの衝撃でした。
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悪魔のような神のような唯一無二のマーク・コズレックの声。震えましたね。


■第5位
Adriana Calcanhotto @フェニックスホール (2011年11月4日)
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2011年の暮れですが素晴らしかったのでライクイン。サンバの伝統とその進化まで取り入れたシアトリカルで緊張感溢れるパフォーマンス。
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ドメニコやダヴィ・モライスといったブラジル新世代の演奏も凄かった。

 
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by Blacksmoker | 2013-01-09 22:49 | 2012年総括

2012年の10曲

それでは2012年の10曲です。

今年は初めて福島の南相馬市の旧警戒区域に入ってその現状を見た事が一番衝撃を受けました。そして2人目の子供が生まれたりした事など、自分の出来事にオーバーラップした曲を挙げてみました。

それではいってみましょう!

<2012年の10曲>

■第1位
EVISBEATS [いい時間]
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2011年にMIX CD[いい時間]に収録されてた頃から聴いていたので2011年と2012年の両方ともに1位はこの曲。2012年に出たアルバム[ひとつになるとき]にも収録されてます。
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EVISBEATSの感情を押さえ込んだフラットな歌唱法は、山本精一が羅針盤で到達した境地にある。ちなみにMIX CDに入っているのは2分くらいのピアノの前奏が入っているのでそっちをオススメ。


■第2位
OKI meets 大城美佐子 [北と南]
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アイヌ音楽と沖縄音楽を現代に伝える2人の歴史的コラボレーションアルバムからの曲。OKIのストレートな歌詞とメロディが非常に心に響きました。


■第3位
SHINGO★西成 [大阪UP]
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今年ヒップホップ界を湧かせた地元賛歌。これに呼応した地方からどんどんREMIXがリリースされてムーヴメントを起こした様は感動的でした。"自分の地元は自分で作る"という歌詞に私も勇気づけられました。


■第4位
NAS [Daughters]
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当代随一の大物ラッパーでさえも弱みはあるし失敗もする。そんなアルバム「Life Is Good」の中でも自分の娘の育て方について悩む「Daughters」はなかなか刺さる一曲でした。"息子が誰とデートしても構わないが、娘ならドアの後ろで拳銃握って待つ思い"というリリックが笑えるし泣ける。PVもなかなか秀逸です。


■第5位
AEREA NEGROT [It's Lover, Love]
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DFAレーベルでも活躍するベネズエラの奇才の1stアルバムからのカット。パーカッシヴなディープハウスに妖艶な歌声が乗る中毒性の高いトライバル・チューン。異常にハマります。


■第6位
DUMP [NYC TONIGHT]
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今年の夏はいろんな場所でこの曲がかかってるのを聴きましたね。Yo La Tengoのジェイムス・マクニューのソロ・プロジェクトの久々のシングルはあのNYの変態G.G.Allinのカヴァーですが、これを完璧に別の曲のように洗練されたポップソングにアレンジしてて素晴らしかったです。坂本慎太郎のREMIXも秀逸。


■第7位
くるり [soma]
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僕が南相馬市にいた日に偶然にもくるりも同じ場所にいました。その後に出たこの相馬市について歌った「soma」には特別な思いを抱かずにはいられませんでしたね。七尾旅人の「圏内の歌」と共に非常に心に残る一曲。


■第8位
BRUCE SPRINGSTEEN [Death To My Hometown]
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アルバム[Wrecking Ball]も全曲素晴らしかったんですが、中でもこの曲がアルバムのハイライト。「一体この国はどうしてここまで破滅してしまったんだ」という簡潔なメッセージが簡潔な言葉で歌われます。アイリッシュ・トラッドの旋律を大きく取り入れた労働歌のような曲。今のボスは神掛かってますね。


■第9位
DAVID BYRNE & ST. VINCENT [Who]
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デイヴィッド・バーンとNYの才女アニー・クラークことセント・ヴィンセントのコラボレーション・アルバムからのカット。
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一筋縄では行かない奇妙さ全開でありながら、異常に耳に残るポップさ。そしてブラスを導入した変なアレンジの曲の上を堂々と歌い上げるデイヴィッド・バーン。凄過ぎる。


■第10位
チプルソ, PONY, DDS, 晋平太 [Devil's Tongue]
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DJ YUTAKAの超シンプルなビートにフリースタイル・キング達が揃い踏みの1曲。とにかくチプルソのぶっ飛び具合がもう異次元レベルです。もはや何を言ってるのか分からないくらいの超絶スキル。チプルソはこういう攻撃的な面と繊細でエモーショナルな面の2面性があるのが凄いです。


  
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by Blacksmoker | 2012-12-31 23:20 | 2012年総括

2012年の12枚

2012年は楽しかったです。自分の好きなミュージシャンを自分の地元に呼んでライヴが出来たし、ピーター・バラカン師匠にも来てもらってイベントが出来ました。他にもいろんなミュージシャン達と友達になれたし、それがさらに来年にも大きく繋がっていきそうで楽しみです。実は来年の構想は出来ておりますが、それはまたの機会に。子供も2人目が生まれて賑やかになってきましたね。

聴いていた音楽に関しては、古いものを再発見する事が多かったです。60~70年代の音楽にはまだまだ僕の知らない素晴らしい音楽が眠っています。そして歌謡曲やポップ・ミュージックはもうほとんど聴かなくなりました。TVもほとんど観なくなったので全く疎くなってます。これからは無骨に自分の好きなモノを聴いていくのでしょう。

というわけですが、2012年に出た新譜の中でのベストアルバム発表。今年も12枚になりました。

<2012年の12枚>

■第1位
SUN KIL MOON [Among The Leaves]
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派手な装飾は一切なし。しかしこの説得力のある深い歌声が響きました。
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今までのアルバムの中で一番曲が明るく、何年経っても聴ける名盤。


■第2位
チプルソ [一人宇宙-起源FREESTYLE-]
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聴いた回数ではこのアルバムがダントツ1位。
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何度もライヴを観ましたが、初めて観たであろう人が泣く姿を何度も見ました。もはやラッパーという枠を越えてみんなに聴かれるべき男です。


■第3位
RUTHIE FOSTER [Let It Burn]
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テキサスのシンガーソングライターの新作。深い南部のゴスペル色を全面に出したディープなアルバム。カヴァー曲のアレンジも秀逸でした。
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大きく深い声で歌われるゴスペルに心が洗われる一枚。


■第4位
DEATH GRIPS [The Money Store]
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強烈な一撃でした。エクスペリメンタルなヒップホップの極北。ステファン・バーネットの凶悪ぶりが凄い。


■第5位
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR [Allelujah! Don't Bend! Ascend!]
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カナダ・モントリオールの反体制/非商業主義を標榜する謎の9人組バンドの10年振りの新作。10年間の熱量が詰まったような重厚で激情の音の塊が圧巻。


■第6位
ANDY STOTT [Luxury Problems]
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マンチェスターの奇才による桃源郷のようなディープなエレクトロニック。


■第7位
MICHAEL KIWANUKA [Home Again]
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60年代かと錯覚するような音にビル・ウィザースを彷彿させる歌声。ノースロンドン出身のウガンダ人ソウルシンガーの1st。これでまだ24歳というのが衝撃。


■第8位
ゆーきゃん [あかるい部屋]
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京都在住のシンガーソングライター。これも70年代かと思うような幽玄なフォーク・ロックの傑作。


■第9位
MISJA FITZGERALD MICHEL [Time Of No Reply]
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フランス人ジャズ・ギタリストがギター1本でニック・ドレイクの曲をカヴァーしています。美しすぎて震えます。


■第10位
ALUK TODOLO [Occult Rock]
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フランスのブラッケンド・メタル/ノイズ/ドローンの2枚組新作。精神不安を促すような負のオーラを全開の悪夢のサイケデリック・ノイズ。初心者は死にます。


■第11位
CODY CHESNUTT [Landing On A Hundred]
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アトランタのソウルシンガーの10年振りの新作。マーヴィン・ゲイやカーティス・メイフィールドから受け継いだ伝統的ソウル・マナーが炸裂した文句なしの超強力傑作。社会派のコンシャスなメッセージも健在。


■第12位
ALABAMA SHAKES [Boys & Girls]
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アレサ・フランクリンを彷彿させるド迫力な女性シンガーがギター弾きながら暴れまくる強烈なサザン・ガレージロック・バンドの鮮烈なデビュー作。インパクト絶大。

   
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by Blacksmoker | 2012-12-31 11:16 | 2012年総括