カテゴリ:2013年総括( 2 )

2013年の10曲

アナログ盤で音楽を聴いてるとシングルという概念が薄れてくるんですが、これが私の2013年のベストソング10曲です。やっぱ歌詞って重要ですよね。


<2013年の10曲>

■第1位
MACKLEMORE & RYAN LEWIS [Same Love feat. MARY LAMBERT]
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シアトル出身の2人のラッパー&プロデューサーによるこの曲が2013年の私の1位。同性愛に対して支持を表明し、その権利のために闘うことを宣言した決意の1曲。2012年のアルバム「The Heist」からのシングルですが、2013年6月の米連邦最高裁の同性結婚の事実上の合法化によって再び注目を浴びることになった曲です。フックを歌う女性シンガーMary Lambertも同性愛者であり、彼女の歌う"努力しても自分は変えられない"という歌詞がストレートに伝わってきます。
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シングル盤のジャケットはMacklemoreの叔父でこの人の同性愛者のパートナーとの写真。


■第2位
PUSHA T [Nosetalgia feat. KENDRICK LAMAR]
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アルバム「My Name Is My Name」もむちゃくちゃカッコ良かったPusha T。Kayne Westプロデュースのドープなミニマルトラックに、Pusha Tのドラッグ取引やハスラー稼業についての暗喩や技巧的ライミングなどがふんだんに盛り込まれた凄い1曲。
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さらに客演に、もう今や国士無双状態のKendrick Lamarが犯罪の中心地コンプトンにいながらドラッグとは無縁の人生を送ってきた自身の生き様を語る。スリリングすぎる!


■第3位
PUSHIM [That's My Blues Song]
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今の自分があるのはつらい過去の経験も含めてであって、そんな自分は今幸せだと肯定する歌。今のPushimだからこそ歌える曲です。


■第4位
RODRIGUEZ [I Wonder]
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映画「シュガーマン~奇跡に愛された男~」を観た人なら文句なしでしょう。時代を超えてタイムスリップしていきなり現代に登場した名曲。


■第5位
二階堂和美 [いのちの記憶]
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ニカさんのヴォーカリストとしての表現力が素晴らしいです。映画「かぐや姫の物語」主題歌。


■第6位
MASTER MUSICIANS OF BUKKAKE [Circular Ruins]
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謎の覆面異形集団の新作「Far West」から、不気味に続く不穏な曲の最後に登場する牧歌的で荘厳な美しい桃源郷のような曲です。


■第7位
GIBBY HAYNES [Paul's Not Home]
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この人Butthole Surfersから何も変わってないです。最低を極め過ぎて最高です。


■第8位
チプルソ-傷だらけのB-BOY- [綴り]
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自分が関わった曲ではあるんですが、それを抜きにしてもチプルソの歌はヒップホップの枠を超えて全ての人に聴いて欲しい。


■第9位
JAMBO LACQUER [昨日のおかげ] 
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WARAJIクルーのMC。ヒップホップとレゲエの中間をいくフロウに、郷愁的でレイドバックしたトラック、リッラクスしているようでピリっとするリリック。


■第10位
BASI [笑み feat. EVISBEATS]
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BASIのアルバム「Rap U」には未収録ながら一番良かった曲。EVISBEATSのラップがパンチライン連発。
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by Blacksmoker | 2014-01-01 00:06 | 2013年総括

2013年の11枚

2013年は昨年にも増していろんなことが実現出来た年になりました。ラジオ番組を始めたり、イベントやったりと思い起こせば楽しい一年でしたね。子供が2人もいるとなかなか音楽を聴く時間がなくなるのですが、音楽に関してはCDよりもアナログ盤で聴くことが多くなった2013年でした。聴く音楽も60~70年代の音楽中心になってしまいました。Dust-to-Digitalレーベルなどが出すSP盤音源集にも心躍らされましたね。まだまだ私の知らない音楽が眠っていることを実感しています。

2014年も「昔の音楽の掘り起こし」と「新しい音楽との出会い」、この2つを同時に体験出来るという嬉しい状況を楽しんでいこうと思います。

それでは、2013年に出た新譜の中で私のベストアルバム発表。今年は11枚です!


<2013年の11枚>


■第1位
WAREIKA HILL SOUNDS [No More War EP]
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10インチのアナログ盤。70年代後半から活動するジャマイカのナイアビンギ・グループ[Light Of Saba]のトロンボーン奏者Caivin Cameron率いるWAREIKA HILL SOUNDSの新作EP。

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土着的で呪術的な強烈なグルーヴ、そして反戦という音のメッセージが2013年という時代に最も私の心に響きました。


■第2位
Ballake Sissoko [At Peace]

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マリ共和国のコラ奏者のソロアルバム。
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コラの伝統とコラを世界に届かせようという気概の同居した素晴らしい音の世界です。


■第3位
VOLCANO CHOIR [Repave]
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Bon IverとCollections Of Colonies Of Beesの合体プロジェクト、まさかの2ndアルバム。
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お互いのバンドの最良の部分が詰まった壮大なアルバムです。


■第4位
PRESERVATION HALL JAZZ BAND [That's It]
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古きニューオーリンズと現代ニューオーリンズを繋ぐ最後のバンド。渾身の全曲新曲のアルバム。


■第5位
BILLY BRAGG [Tooth & Nail]
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ジョー・ヘンリーのプロデュースでアメリカーナ的な音に寄ったアルバムで、人生訓のような歌詞との相性が素晴らしい。


■第6位
ALTAR OF PLAGUES [Teethed Glory and Injury]

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アイルランドのブラックメタル・バンドの大化けの1枚。この手のバンドの曲はどんどん長くなるのが一般的ですが、4~5分台の曲で勝負してきたところもイイ。



■第7位
RAS G & THE AFRIKAN SPACE PROGRAM [Back On The Planet]
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土星からの使者Sun Raの精神を受け継ぐ男のアフロ・フーチャリズム全開の完全な宇宙絵巻。アフリカン・パーカッション、サンプリング、低周波の重低音ノイズなどが乱れ飛ぶ驚愕の作品。


■第8位
なのるなもない [アカシャの唇]
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8年振りの2nd。前作を軽々超えたスケールの難解だが優しい言葉の詰まった作品。



■第9位
OKKERVIL RIVER [The Silver Gymnasium]
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奇才ウィル・シェフ率いるテキサスの6人組フォーク・ロックバンドの7枚目。いつもながら絶対に1度聴いただけでは分からないこのバンド。3度4度聴いていくとどんどん深みにハマっていく豊潤で深いアルバム。Arcade Fireよりこっちの方に軍配です。



■第10位
TIM HECKER [Virgins]
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カナダの音響アーティストによるアンビエント・ドローン/エクスペリメンタル・ノイズの極北。今作はピアノや木管楽器など生楽器も取り入れますます孤高の存在に。



■第11位
PHOSPHORESCENT [Muchacho]
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ブルックリンのインディロックバンドの6作目。フォーク/ゴスペルの要素を含んだアメリカーナな音にシンセを導入した大化けの傑作。このバンド、まちがいなくデカくなります。
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by Blacksmoker | 2013-12-30 13:03 | 2013年総括