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とりあえず報告。

とりあえず簡単に初日の報告!

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一番前で観ちゃいました!

もう近すぎて近すぎて・・・。その辺のライブハウスで観てるくらいの距離!とりあえずとてつもなくデカいスケールで展開されているんだが、近すぎて実感が沸きません!

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今日は少し下がって観てみよう。

↓こんなカンジの会場の一番前。
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感想ですが、何だろ・・?もう言葉にならないくらい圧倒的でした・・。また大阪帰ったらリポートします!


ちなみにボノはこの日の昼に首相官邸に出向いて、アフリカ問題について日本政府に協力を要請したようです。
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by Blacksmoker | 2006-11-30 12:06 | ライブレポート

VERTIGO TOUR 2006!

遂にやってきました!

Vertigo Tour 2006
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今から埼玉行ってきます!
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by Blacksmoker | 2006-11-29 08:50 | ROCK

WILLIE NELSON [Songbird]

アメリカ・カントリー界の生きる伝説ウィリー・ネルソン
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現在73歳にもかかわらず、老いてもなおその創作意欲は衰えを見せません。最近もマリファナ所持で逮捕されるなど、そのアウトローぶりも未だ健在です。

f0045842_2217638.jpg2006年は、女性カントリー・シンガーのシンディ・ウォーカーの曲を取り上げた素晴らしいカヴァー・アルバム「You Don’t Know Me: Songs Of Cindy Walker」をLost Highwayからリリースしたウィリー・ネルソンですが、何と今年になって2枚目となるアルバム「Songbird」が登場しました。

今回のアルバムの注目は何といってもライアン・アダムスとのコラボレート!前々から話題になっていたライアン・アダムスがプロデュースを手掛けたアルバムなのです。

f0045842_22225027.jpg弱冠31歳のライアン・アダムス(左写真)が72歳のウィリー・ネルソンをプロデュースするなんて信じ難い話だが、ライアンの才能に惚れ込んだウィリー・ネルソン直々の依頼だったという。気分屋であり昨年フジロックのステージを途中で投げ出して帰ってしまったこの世紀の問題児で、しかしながら世紀の大天才というこのライアン・アダムスとのコラボレートがどのようなアルバムを生み出すか非常に注目されていたが、予想以上の素晴らしい出来になりました。

まずウィリー・ネルソンのバックをガッチリ務めるのはライアン自身のバンド、ザ・カーディナルズ(下写真)。もちろんライアン本人もギターとベースを演奏している(歌での参加は一切なしでした)。ツワモノ揃いのザ・カーディナルズの余裕感たっぷりの演奏が「生きる伝説」を強力にサポートしている。
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作風で言うと昨年リリースされたライアン・アダムス&ザ・カーディナルズ名義での「Jacksonville City Nights」の延長線上にありますね。あのアルバムは現代版ザ・バーズSweetheart Of The Rodeo(ロデオの恋人)」ともいうべき素晴らしいカントリー・ロックの名盤でしたが、この「Songbird」もカントリー・ロックの系譜を受け継いでいる。余談だが、ザ・カーディナルスのギタリストであるニール・カサールは今年素晴らしいソロ・アルバムをリリースしたばかりで今年の年末には単独で来日してライブを行う予定ですので要注目です。

f0045842_22573071.jpgそして驚くべきはウィリー・ネルソン御大のその。ガマガエルを潰したようなガラガラ声のボブ・ディランと違ってかなりの若々しさなのです。もちろんザ・カーディナルズによる演奏なので、音はライアンの音そのものなのですが、ウィリー・ネルソンの若々しい勢いのある声が一瞬ライアン・アダムスの声と被ってしまうところもあって、本当にライアン・アダムスの新作のように思ってしまいます。ちなみにライアン・アダムス本人の方ですが2005年に3枚のアルバムをリリースしたのに続き、早くも2007年にまた3枚のアルバムをリリースする予定だというから驚きます。どんだけ凄いんだアンタ!

さてアルバムの内容ですがウィリーによる書き下ろし曲、そしてライアンによる書き下ろし曲に、カヴァーを含めた全11曲。カヴァーの方はグラム・パーソンズの「$100 Wedding」やレナード・コーエンの名曲「Hallelujah」、そしてグレイトフル・デッドのライブでもお馴染みジェリー・ガルシアの「Stella Blue」や、フリートウッド・マックの「Songbird」など多彩。ザ・カーディナルズの力強い演奏に引っ張られ御大もパワフルです。
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1曲目の「Rainy Day Blues」はヘッドフォンで聴かないと分からないくらいだがサイケデリックな音処理がなされています。全曲そうなのかと思いきやこの曲と「Stella Blue」くらいだけだし、ライアン君よく分かりません。最終曲はライアン・アダムスがアレンジした「Amazing Grace」のブルース・ヴァージョンで哀しく締める。

もはやこの歳で現役でやっているミュージシャンというのは昔の音楽を現代に伝える語り部の役割を担っているので、彼らの新作というのは(以前に紹介したランブリン・ジャック・エリオットジョニー・キャッシュ、そしてボブ・ディランなども同じで)、ほとんどがカヴァー曲や昔のブルーズを自身の音楽に取り入れた曲などで構成されているものばかりだが、このウィリー・ネルソンの新作もそこにあてはまります。しかしライアン・アダムス率いるザ・カーディナルズ全く古びたサウンドにしていないのが素晴らしい。
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これは生きる伝説による最新のカントリー・ロック・アルバム。必聴です。

ココで視聴も出来ますのでチェックして下さい。
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by Blacksmoker | 2006-11-27 00:04 | COUNTRY / BLUEGRASS

THE MARS VOLTA @ Zepp Osaka 11/19(日) 2006 

正直言うとAt The Drive-Inにはそこまで入れ込めませんでした。彼らが登場した時、凄い話題になっていたがあんまりピンとは来ませんでした。一回ライブは観たことがあってライブ・パフォーマンスはカッコ良かったのは覚えてるくらい・・・。

だからAt The Drive-Inが人気絶頂の時に早々と解散し、ギタリストだったオマー・ロドリゲス・ロペスとヴォーカルのセドリック・ビクスラーという主要メンバーがf0045842_1372882.jpg新たに結成したマーズ・ヴォルタにもあまり興味がなかったのが実情です。ただ昔TVで初期のマーズ・ヴォルタ(女性ベーシストがいた時)のライブ映像を観た時は「こいつら凄いなぁ」と思ったことはあります。ただ1stアルバムが出たときも出てるのは知っていたがスルーしてました・・・。


そんな私がマーズ・ヴォルタに衝撃を受けたのは2005年のフジロック。初めて生で彼らのライブを体験したんですが、これはほんとに衝撃的な出来事でした。あの場にいた人なら分かってもらえると思うが、パーカッションやサックス奏者など総勢8人編成でもはや思考能力を停止させてしまうほどの理解不能な圧倒的なカオス。プログレなのかロックなのかジャズなのか、そして即興なのかちゃんとした曲なのかもまったく判別が付かないくらいノンストップな壮絶な演奏。全てが衝撃的過ぎました

その後アルバムを入手して聴いてみましたが、これがまた凄い。2ndアルバム「Francis The Mute」は5曲で76分以上あってf0045842_23195068.jpg最後の曲などは30分を越えるカオスでプログレなロック。しかもこんな難解なアルバムがビルボードチャートで初登場4位を記録するという商業的成功まで収めてしまったのです。全くもってです。そんな彼らのフジロック以来の単独公演。先日リリースされた3rdアルバム「Amputecture」(右写真)を引っさげての来日です。8人編成という布陣は変わっていませんでしたが、ドラマーが交代していた模様。

しかし今回も凄いことになってましたね!
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高速なサルサのリズム、ギターの片時も同じフレーズを弾かない変則的すぎる演奏、パーカッションのさまざまな効果音、そしてもう口を開けて呆然とするしかないドラマーのリズムを無視した尋常ならざるプレイ、そして人間離れした鳥みたいな高音を出すスペイン語の巻き舌ヴォーカル。ジョン・コルトレーンばりに即興で吹きまくるサックスもフリージャズみたいだ。どの曲が何の曲なのか、新曲なのか昔の曲なのか、どこが曲の切れ目なのか全く判別出来ません。曲の途中で「あ~これは確か2ndの1曲目のパートだなぁ」とか、かろうじて判別出来るくらいです。たしか1時間くらいで1回しか演奏が止まってなかったです。

f0045842_23241787.jpgギターのオマー(左写真)がドラマーに向かって演奏中にビシビシ指示を出していたのでおそらく即興演奏だと思われる。リズムも一定のリズムを刻まないので客もノるにノれない。唖然と立ち尽くすフロア。一種異様な光景が展開さていましたね。プログレッシヴという言うより「プログレッシヴしすぎちゃってるロック」と言った方が正しいかも知れない。

まったくもってドラムが圧倒的すぎる演奏なのですが、前回観た時にドラムを叩いていたジョン・セオドアと比べるとどうしても少し見劣りしてしまうが、それでも十分過ぎる程の迫力でした。ヴォーカルのセドリックがいきなりステージからフロアに下りてきて会場中を走り回ったり(いきなり目の前にいてビックリした)と、何かと得体の知れないデカいエネルギーが爆発してるようなテンションでしたね。
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そしてこのバンドの頭脳であるギタリストのオマー。アフロを短くして細めのスーツでビシっとキメた姿はルパン3世のようでしたが、この男の頭の中は一体どうなっているんでしょうね?既存のギター・プレイにははまらない圧倒的なオリジナルなスタイル。フランク・ザッパジョン・マクラフリンジミ・ヘンドリックスら異端と言われるギタリスト達の系譜に位置するギタリスト。もはや常人には理解出来ない領域。

f0045842_23374680.jpg最後になってやっと聴いた事のある曲が登場。アルバム「Amputecture」から「Viscera Eyes」。マーズ・ヴォルタには珍しくギターリフで引っ張る曲で、比較的分かりやすい曲。ここで曲もようやく盛り上がり、続く「Days Of The Baphomets」では途中の3台のパーカッション乱れ打ちのトライバルなリズム・パートも挟んで最大の盛り上がりを見せたと思ったら、あっさりステージを後にして終了。すぐに客電も点いてアンコールもなしであっけなく終わってしまいました・・・。

まあライブも一つのテーマを持ったコンセプトとしてやってそうなマーズ・ヴォルタにアンコールは似合わないでしょう。この有無を言わせないほど圧倒的にオリジナルなアート感を全開にした音楽性と商業性を両立させてしまっている所が彼らの凄いところです。TOOLとかもそういうバンドの一つだが、他にはなかなかいるもんじゃないですね。
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常に進化していってるバンドなので、また次回観る時にはまったく違った変化を遂げていると思いますが、2006年現在のマーズ・ヴォルタはロック界の中で最も前衛的な集団であることに間違いはないでしょう。強烈なライブでした。このカオスを一度は体験して欲しいです。
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by Blacksmoker | 2006-11-25 00:03 | ライブレポート

JAH MASON @ Club Kingdom 11/18(土) 2006

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若干疲れ気味・・・。
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by Blacksmoker | 2006-11-24 22:53 | ライブレポート

HIGH CONTRAST in 「Hospital Night」@ 心斎橋Triangle 11/17(金) 2006

1996年11月にスタートしたイベント「Drum & Bass Sessions」がこの11月で何と10周年を迎えました。私もGrooveriderRoni SizeZincJ Majikなどのパーティで結構お世話になったドラムン・ベースのイベントです。

そしてもう1つ、10周年を迎えたのがHospital Records。ロンドンを拠点にするドラムン・ベース・レーベルでLondon ElektricityHigh Contrast、そしてNu:Toneや最近話題のLogisticsらを擁し、もはやドラムン・ベース界のトップ・レーベルにまで成長しました。そのHospital Recordsが設立10周年を迎えたのです。
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この「Drum & Bass Sessions」10周年とHospital Records設立10周年を記念したイベント「Hospital Night」が行われました。出演にHigh ContrastLogisticsという豪華なメンツ!

そもそもHigh Contrastなんですよ!私がドラムン・ベース界で一番好きなアーティストは!
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2004年に出たアルバム「High Society」はドラムン・ベースの域を超えてその年に聴いたレコードの中で年間ベスト・アルバムでした。

High Contrastとはウェールズ出身のリンカーン・バレットのソロ・プロジェクトで、彼の作る音は非常に洗練されている。聴きやすいんです。ベース・ラインが超重低音で響くKrustとかが作るストイック極まりない緊張感のあるハードなドラムン・ベースとは少し趣向が違い、High Contrastのドラムン・ベーf0045842_3181174.jpgスはジャズやソウルなどのエッセンスを含んだ煌びやかなサウンドでボーカルも取り入れた洗練されたドラムン・ベースなのです。1曲1曲メリハリが利いた素晴らしいメロディを持った曲が多い。2ndアルバムとなる「High Society」の出来は素晴らしく「Racing Green」や「Natural High」、「The Basement Track」、「Twilight’s Last Gleaming」など大ヒット・シングルばかりのクラシック・アルバムです。

さて前回の来日(確かKarmaであった)は行けなかったので今回の来日は嬉しい限り(ちなみにいつもHigh Contrastf0045842_3221122.jpgDJプレイって1時間くらいしかやらないらしいですね。何てサービス精神希薄なんだ・・・)。今回は昨年くらいから話題になってたLogistics(左写真)も来日という事でしたが、2時くらいに行ったらもう終わってたので観れずじまい。でも最近遂にリリースされたLogistics待望の1stアルバム「Now More Than Ever」はあまりピンとこなかったのでまあいいか。

f0045842_348419.jpg今回のイベントではMC Ruthless(右写真)というHospital RecordsのMCが帯同してDJをバックに盛り上げてくれました。そしてHigh ContrastのDJですが、自身の曲はほとんどかけずColdplayKanye Westなどをドラムン・ベースとマッシュ・アップさせたトラックなども織り交ぜハードになり過ぎずというカンジでいい雰囲気。後半でやっと自身の曲「Natural High」の登場でかなり盛り上がりましたね。終始笑顔でプレイしていて楽しそうな様子でしたが、やはり1時間そこそこで切り上げ。なんだよ3時間くらいやってくれよ!なんて思うんですが叶わぬ夢なのかなぁ・・・。次こそはロング・セットで頼みます。

さてここでオススメの1枚を。

High ContrastHigh Society」は勿論マストですが、最近手に入れたモノでHospital Recordsの10周年を記念した3枚組のMix CD「Hospitalised」。こf0045842_3491956.jpgれはHospital Records所属のLondon ElektricityHigh Contrast、そしてCyantificという3組のアーティストがそれぞれにHospital Recordsの音源をミックスしたCDで、Hospitalの音を知るには最適なCDなのでオススメです。3枚組ですが2000円くらいでしたし。まだ聴いたことの無い人はたぶんその予想以上に洗練された音に驚くんじゃないですかね?車などで聴くのには最適ですので気になる人は是非チェックしてください。

あと「Hosipital Mix」というシリーズのMix CDも出てて、第4弾くらいまでリリースされているこのシリーズは1枚が1000円くらいで買えます!一度試しに買ってみても損は無いですよ。是非チェックして下さい。
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by Blacksmoker | 2006-11-23 04:15 | ライブレポート

PUSHIM @ Zepp Osaka 11/16(木) 2006

クラプトン行かないんですか?」とか多くの人からさんざん聞かれましたが、行ってませんからね!3000円くらいなら行ってもよかったんだけど。

さて本日からライブ4連発です。

まずトップを飾るのは日本レゲエ界の女王プシン
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「I Pray」は個人的には2006年夏のキラーなアンセムとして十分すぎるほど機能を果たしてくれた名曲で、もちろんDJの時にも使わせて頂きました。TLCと並びギャル受け抜群でした。

今年はシングル「I Pray」に続いて5thアルバム「Sing A Song…Lighter!」をリリース。このアルバムは全曲シングル・カット可能なほどf0045842_1220217.jpgの名曲ばかりで、まさしくプシンのキャリアの中でも最高傑作。その「Sing A Song…Lighter!」を引っさげでの単独ツアーに行って参りました。今回はプシン・ファンのウチの奥さんも参加。客層の6~7割が女性というギャル層支持率の異常なまでの高さを物語っていましたね。ちなみにプシンは俺と同い年です。

さて前座を務める大阪のサウンド・システムRodem Cyclonのジョグリングがフロアを盛り上げてくれ(LucianoGive Praise」ではもちろん大合唱!)、その後女性の黄色い歓声を受け女王プシンの登場。バックを務めるのはもう説明不要のHome Grown。そしてコーラス隊には恐山クルーの2人というお馴染みの布陣。RYO the SKYWALKERの時も全く同じ布陣でしたね。しかしプシンは最近更にオーラが増してきていますね。圧倒的な存在感です。

初っ端からいきなり名曲「Forever」!数年前ならライブのハイライトとして機能していた曲が今やオープニングを飾る曲ですよ。それくらいその後名曲が増えた証明ですね。続いて早くも「Anything For You」をドロップ。プシンのレパートリーの中でも重要な位置を占めると思われるこの2曲を早くも披露してしまうとは驚きました。この出し惜しみの無さというか、不敵なまでの余裕さに貫禄を感じましたね。
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しかし歌が巧すぎます!レゲエ界を超えて日本の音楽界でも彼女とタメを張れる歌手はほとんどいないでしょう。喉というより腹から声を出すコブシ系ですね。以前にMinmiプシンという大阪を代表する女性レゲエ・シンガーが共演した「Independent Woman」という曲で、Minmiの声とプシンの声の圧倒的な声量の差にビックリしました。Minmiが子供に見えましたよ。それくらいの圧倒的な声量。しかもライブが進んでいっても一向にその声は微塵の衰えもみせません。凄すぎます。

最新アルバム「Sing A Song…Lighter!」からの曲が中心のセットリスト。というか全曲やってましたね。中盤ではレペゼン大阪のベテランDJ、Boogie Manが登場。もちろん「そばにいて2006」ですね。兄貴がガッチリ盛り上げてくれました。そして最近遂に動き出したDry & Heavyから井上青も登場した「スーパースター誕生」では、そのスモーキーな歌声で観客を魅了してくれました。ここではHome Grownの演奏が一気にヘヴィでスモーキーなDUBな演奏に切り替わったにも驚いた。何でも出来ますね、この人達は。

本編最後にプシンの感動的なMCに続いて「I Pray」!初の生「I Pray」です。観客大合唱。Zeppがライター着火禁止なのでみんなLEDライター灯火。紅い光が会場中に灯って感動的なシーンでした。
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アンコール前に「I Pray」をやってしまったので「もう他にやる曲あるのかな?」と思っていたら、アンコールはデビュー・シングル「Brand New Day」ですよ。初めてプシンを知ったのがこの曲でしたのでかなり思い入れある曲だったのでちょっとじーんと来ましたね。最後は「往来~Sunshine Riddim~」で大団円。実に見事な構成で、途中でダンスタイムなども盛り込み2時間という長さを全く感じさせないまことに素晴らしいライブでした。

レゲエ・ファン以外でも十分に引き込まれるその声は是非とも多くの人に聴かれて欲しいですね。レゲエを根っこにしながらも、もっと幅広く活動していって欲しいです。今のこの支持の厚さなら武道館や大阪城ホールで単独でやっても十分にいけるんじゃないかな?RYO the SKYWALKERとのダブル・ヘッドライナーなら間違いなく大丈夫でしょうね。今後の大きな展開を期待してます。
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by Blacksmoker | 2006-11-21 12:53 | ライブレポート

THE BLACK CROWES [The Lost Crowes]

個人的にはかなり好きなバンドで、2004年見事復活を果たしたブラック・クロウズ
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ただ日本では2ndアルバム「Southern Harmony And Musical Companion」(1992)以降、その人気は下降線を辿っていったように思える。しかしここで言いたいのだが、「Southern Harmony~」などはまだまだ発展途上なアルバムで、彼らはアルバムを出すごとに前作を凌ぐ傑作をリリースしてきた。そこはかなり強調しておきましょう。1999年の「By Your Side」なんて超名盤ですよ。しかもやってることなんて今のジャム・バンドの数年先行ってたし。日本のファンはもう一度ブラック・クロウズを聴きなおせ!特に「ジャム・バンドが好き」とか言っててクロウズを知らないヤツなんてフェイク以外何者でもないぞ。こんな素晴らしいバンドが脚光を浴びなくなったのはとても寂しい話だったので、今回の復活は非常に嬉しい。

f0045842_16343836.jpgしかし最近になってスライド・ギターの名手マーク・フォード(Ben Harperのバンドでも有名)や、キーボーディストが相次いで脱退するなど暗雲が立ちこめる黒カラス軍団ですが、「俺達クリス&リッチのロビンソン兄弟さえいればブラック・クロウズなんだよ!」と言わんばかりに怒涛のアメリカ・ツアーを敢行しています。そんな彼らから何とも嬉しいアルバムがリリースされました。

しかしこの2枚組のアルバムは新作ではありまf0045842_16184720.jpgせん。「The Lost Crowes」というタイトルだけあって、実はこれは今まで陽の目を見ることなくお蔵入りになっていたアルバムなのです。ファンの間では長年その存在が噂されていたもので、デジタル・マスタリングを施され遂に登場しました。しかもリリース元は再発レーベルの名門Rhinoからです。しかしRhinoはいつも良い仕事しますね。

ちなみにこのアルバムは2枚のアルバム「Band」と「Tall」に分けられている。「Tall」は3rdアルバム「Amorica.」制作前に行われたセッションのアウトテイクや「Amorica.」に収録されている曲のバージョン違いなどを集めたもの。これを聴くと「Amorica.」への進化の過程が見て取れます。そして「Band」の方は4thアルバム「Three Snakes And One Charm」の後にツアーでボロボロになったブラック・クロウズがリハビリ的な意味合いでやったリラックスしたセッションから出来た曲を集めて作られたアルバムです。

時系列に並べると、

Shake Your Money Maker(1990)
Southern Harmony And Musical Companion(1992)
Tall
Amorica.(1994)
Three Snakes And One Charm(1996)
Band
By Your Side(1999)
Lions(2001)

という順ですね。

ただお蔵入りになってたからといって侮ってはいけない!お蔵入りと言ってる割に異常にカッコよいアルバムでした。しかもハイクオリティ!特に「Band」なんてオリジナル・アルバムと並べても何のf0045842_16293426.jpg遜色もありません。それどころか「Amorica.」や「Three Snakes And One Charm」では見られることのなかったドライブ感があって、それらを凌ぐ出来です。こんな凄いものが発表されることなく埋もれているとは恐るべきポテンシャル。特に「Another Roadside Tragedy」では、笑わない弟リッチ・ロビンソン(左写真)の多彩なリフに、マーチング・ドラムを取り入れた傑曲でブラック・クロウズの歴史の中でも1番好きな曲になりましたね。

ニューオーリンズ・サウンドやアメリカ南部の伝統的なゴスペルやデルタ・ブルーズをまとめてぶち込んだサザン・ロック。70年代のストーンズが目指したサウンド。そしてプライマル・スクリームが目指し、うまく出来ずにエレクトロニック・ミュージックをブレンドし軽薄なダンス・サウンドにしてしまったアメリカ南部の黒人のブルーズ・ロック。この伝統音楽を真正面から真摯に取り組んだ才能に満ち溢れたアメリカの若者達の軌跡がしっかり残されたアルバムです。
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濃ゆい黒人のデルタ・ブルーズと70年代ハードロックを絶妙に融合させたサウンドはまさしく唯一無二のオリジナル。そういえば以前にジミー・ペイジ(下写真右)と共演しツェッペリン・ナンバーを演奏したライブ・アルバム「Live At The Greek」も卒倒寸前のカッコ良さですね。たしかその後に行われるはずだった来日公演は中止になってガッカリした記憶があります・・・。
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1999年に苗場で彼らのライブを初めて体験しました(レイジ・アゲンスト・ザ・マシーンの前に登場)が、女性コーラス隊も従えた編成でダイナミックな演奏がめちゃくちゃかっこよかったですね。もうボーカルのクリス・ロビンソンのロックスター然とした佇まいに圧倒されました(最近のクリスは何かヒッピーみたいな風貌になってますが・・・)。何にせよ早く来日してもらいたいものですね。

もう一度言うが、今からでも遅くないのでブラック・クロウズ聴いといた方が良いぞ!

2007年にはニューアルバムもリリースするようです。
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by Blacksmoker | 2006-11-16 00:02 | ROCK

JEFF MILLS [One Man Spaceship]

ジェフ・ミルズはテクノの現状に非常に怒っている。

インタビューではエレクトロニック・ミュージック・シーンの発展の無さに怒り、また現在のDJ達の向上心の無さも嘆いている。「現状に甘えているDJが多すぎる。客の要求に応えてばかりではいけない」―ジェフ・ミルズの言いたい事はそういう事だ。
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ジェフ・ミルズはテクノの先駆者としてその発展の使命を追っている。よって非常にチャレンジングな作品で我々をいつも驚かせてくれる。バスター・キートンの無声映画にサウンドトラックを付けたり、オーケストラと共演したり、アナログ7インチのみでのリリースを続けてシリーズ化したり、その活動は非常にオリジナルであり未だ誰もやったことの無い道を進んでいく。ゆえに彼の行動は常に孤独だ。怒りを抑えながら独りきりで前進する姿はまるで侍のようです。

その彼の新作「One Man Spaceship」は今のジェフ・ミルズの心情を描いたような作品です。

f0045842_2246571.jpg前作の「Contact Special」は、「外界との接触」というコンセプトに基づいたリリースされた9枚のアナログ盤7インチ・シングルの曲を集めて作られたもので、久々に充実した(ある意味開放的な)突き抜けた作品だった。

対してこの新作「One Man Spaceship」は非常に内省的。タイトルからして「一人乗りの宇宙船」。まさしく今のジェフ・ミルズの立場を端的に表す言葉としては最適だ。インナーの写真はモノクロームで大きな建築物の中で独り佇むジェフ・ミルズ。中には彼の次のような言葉が掲載されている。

One」-妥協なく結果を気にせず存在するひとつの考え。
Man」-方法論に従って計算された思考回路。冒険家。
Spaceship」-全てのフューチャリスティックなアイディア。つまりビジョンや夢を実現するという事。

時に我々はコミュニケートしようとしているその人達から完璧に孤立した状態で世界を一人で歩かなければいけない。切り離されることを選択し個人のヴィジョンによって位置づけられた目標に焦点をあてることで、創造の他の方向性を発見したり打破するための道しるべに従う幸運に恵まれる人もいるかもしれない
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まさしくこれは現在のジェフ・ミルズが見据えているヴィジョンであり、もはや留まることを美徳とは考えないアーティスティックな行動理論に基づく声明だ。そして前作とは打って変わったSFでアンビエントで、ジェフ・ミルズにしてはシンプルなサウンドは孤独と内面の力強さを見事に表現している。

人類の進歩はいつも危険を冒すことを恐れない幾ばくかの人に頼ってきた。生涯を進む道は多くの荒れ果て未完成の側面に依存している。我々は新しい道を明らかにしてもらう為に、いつもかれらを必要としている。

エレクトロ・ミュージックのパイオニアたらんとするジェフ・ミルズの気概が伝わるストイックなサウンドは最近の所謂80年代リヴァイヴァルやハウスなどとは無縁だ。一見退行しているように思えるがシンプルになった分、音の説得力が増している。
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こういうリッチー・ホウティンジェフ・ミルズのような独創的なアーティストの後をしっかり受け継ぐ人がいなければテクノ・シーンの今後の継続的発展はないのではないだろうか。
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by Blacksmoker | 2006-11-13 00:01 | TECHNO

ROBERT RANDOLPH & THE FAMILY BAND [Colorblind]

セイクリッド・スティール」って知ってますか?

Sacred Steel=「聖なるスティール・ギター」。これはゴスペル音楽の一つの形態です。約100年以上前からあるアメリカのキリスト教の一派、テネシー州のHouse Of God教会から分かれた宗派によって生み出されたパイプ・オルガンの代わりにペダル・スティール・ギターを使うロックなゴスペルだ。これは1930年代に生まれたとされている(下写真の左の人が演奏してるのがスティール・ギター)。
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以降アメリカ南部ではひっそりと演奏され続けていて、1990年代にフロリダで民俗学者によって再発見されるまではほとんど脚光を浴びることはなかった。
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そして1997年に一枚のレコード「None but the Righteous: The Masters of Sacred Steel」がリリースされる。それはf0045842_2153212.jpgこのセイクリッド・スティールのアーティストを集めた編集盤でこれを監修したのがジョン・メデスキメデスキ・マーティン&ウッドの奇才オルガン・プレイヤーだ。セイクリッド・スティールの音に魅せられたジョン・メデスキはこの音を世界に紹介したのです。これが世界中で反響を呼びセイクリッド・スティールはかなりのファンを獲得することになる。

そして現代のゴスペル界において、このセイクリッド・スティールの代表的アーティストといえばロバート・ランドルフだろう。ゴスペル界だけでなくロック界をも股に掛けて活躍する1978年生まれの若きギタリストだ。彼の母親はHouse Of God教会の牧師だそうで16歳f0045842_2242863.jpgからセイクリッド・スティール奏者として活躍してきたツワモノ。その彼が兄弟と従兄弟と結成したバンドがロバート・ランドルフ&ザ・ファミリー・バンドだ。しかもセイクリッド・スティールは彼専用に13弦に改造され足元には様々なペダルが装備され彼にしか使えない仕様になっているそうです。映像とか観ると足の太ももでペダルを操作したりしていて、どうやって演奏しているか分かりません。

彼らの音楽はゴスペルを基盤にしながらもセイクリッド・ギターがギンギンに炸裂するハードなロック・サウンドなのが特徴です。ヒーリングとしてのゴスペルを期待する人の度肝を抜くドライヴィングなロックです。ロバート・ランドルフがステージ上で暴れまくるライブも圧巻です。
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今までに2枚のアルバムをリリースしているが、1枚目は何とライブ・アルバム!これは自主でリリースしていたものであまりの人気で急遽メジャーの配給でリリースされる事になった作品で、ライブ・バンドの実力を十分に伝えるアルバムです(このライブ盤が先に話題になるという現象はマティスヤフも踏襲していますね)。2作目(スタジオ録音盤としては1作目)では「I Need More Love」が大ヒットしました。

f0045842_22172788.jpgさてそのロバート・ランドルフ&ザ・ファミリー・バンドの3枚目となる新作(スタジオ盤としては2作目)「Colorblind」がかなり良いです。スティール・ギターが炸裂するロックでファンクなゴスペルという基本路線は変わりないが、ここ数年で様々なアーティストと共演しさらに実力を付け、人脈を広げてきた成果が反映されたアルバムです。

1曲目からどファンクなゴスペル・サウンド!もう体の芯から突き動かされるようなゴキゲンなゴスペルが炸裂します。ベースもチョッパーでビンビンいってます。そしてロバート・ランドルフのスティール・ギターはもはやジミ・ヘンドリックスデュエイン・オールマンと比較されても遜色ない暴れぶり!全編に渡ってまるで生き物のようにスティール・ギターの鳴き声が響き渡ります。もはやデレク・トラックスらと共に現代を代表するギタリストですね。熱すぎです。

そして何と言っても話題なのは、ゲストにエリック・クラプトンデイヴ・マシューズ・バンドが参加しております!

f0045842_22294141.jpgオヤジ・ファンにも是非聴いて欲しいエリック・クラプトン参加の「Jesus Is Just Alright」!冒頭からドライヴして疾走するスティール・ギターとクラプトンの歪んだギター!ブレイクで「Jesus~♪」と入ってくるクラプトンの擦れた歌声、最後に暴れるまくるランドルフのスティール・ギターにクラプトンが「何だこのこわっぱが!」とばかりに負けじと炸裂させるギターの絡みは笑えるほど凄いですよ。やはりこの元ヘロイン中毒のオッサン、侮れませんね。いよいよ来週に迫った来日公演、誰かチケット下さい!

f0045842_22331361.jpgそしてデイヴ・マシューズ・バンドからデイブ・マシューズとトランペットのラショーンとサックスのリロイが参加した「Love Is The Only Way」も非常にポップなゴスペル・ロック。高揚感を煽ります。最近色々と課外活動の多いデイヴ・マシューズですが、やはり彼の声はほんとに良いですね~。ジュラシック5との共演曲も良かったが、今回も良い仕事してますね。


Stronger」ではリーラ・ジェイムス(下写真)を迎えてのゴスペル・バラード。このリーラ・ジェイムスは2005年に素晴らしいアルバム「A Change Is Gonna Come」でデビューした驚異のR&Bシンガー。リーラのハスキーな声とロバート・ランドルフのブルージーな声のデュエットにスライド・ギターのエモーショナルなメロディが染みますね。
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歌詞は全てゴスペル・マナーに沿ったポジティヴなものばかりなので非常に爽快。ロックな曲では高揚感たっぷりに、バラードでは情感たっぷりに演奏されるゴスペルはとても楽しいです。オルガンを使ったゴスペルとはまた違ったロックなゴスペルの魅力を是非聴いてみて下さい。そして一日も早く彼らのライブが体験出来る日を楽しみに待ちましょう。

ちなみに前述したジョン・メデスキロバート・ランドルフは、ノース・ミシシッピ・オールスターズと共にTHE WORDというゴスペル・ユニットを結成しており2001年にアルバム(右写真)もリリースf0045842_2252389.jpgしています。ロバート・ランドルフのスティール・ギターを前面に出したインストゥルメンタル・アルバムなんだが、まるでスティール・ギターがボーカルをとっているような錯覚をしてしまうほど歌っていますオールマン・ブラザーズ・バンドをもっとルーツ寄りにしたようなめちゃくちゃ良いアルバムなのでこちらも合わせてチェックして下さい。
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by Blacksmoker | 2006-11-10 00:01 | GOSPEL