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「BRIAN ENO アンビエント・シリーズ」 Vol.3 

1970年代後半にブライアン・イーノが、日常の中に溶け込む静かな音楽という概念で提唱した環境音楽「アンビエント」。
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そして1978年から1982年の間にそのアンビエントを表現する4枚の「Ambient」と名付けられたレコードがリリースされました。以前(1年程前ですが・・・)に、この「Ambient」シリーズの「1」「2」を紹介させてもらいましたが、今回は「3」を紹介しましょう。

Laraaji [Ambient 3: Day of Radiance](1980)

f0045842_12504256.jpg実はこの「Ambient 3」ですが、少し今までの前2作品とは違います。実は、この作品だけはブライアン・イーノという名義が入っていないのです。「1」、「2」、そして「4」はブライアン・イーノ名義(「2」ハロルド・バッドとの共同名義)ですが、この「Ambient 3」だけはある人物の単独名義になっています。

その人の名はLaraajiララージ)。

1943年生まれのアメリカ人。チター奏者でありハンマー・ダルシマーも演奏するこのララージ。正直あまり有名ではない人だと思います。本名エドワード・ラリー・ゴードン。フィラデルフィアで生まれ、幼少よりニュー・ジャージーでピアノやヴァイオリン、トロンボーンなどさまざまな音楽を学んだ人だそうで、ニューヨークの大学ではピアノの作曲も学んでいます。俳優としても活動していた時期もあったそうでなかなかユニークな経歴を持っています。そのララージが1978年にニューヨークでチターを演奏しているところをブライアン・イーノがたまたま通りかかったというのがこの2人の邂逅らしいですね。
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そもそもチターという楽器自体馴染みが薄い楽器ですが、板状のボディに弦が平行に張られただけの単純な楽器。今から500年以上も前の1500年代にイタリアやスペインなどを通ってドイツやオーストリアに持ち込まれたものだそうです。ハープのようにとても美しい音を出す楽器です。

さて、そのララージの単独名義となったこの「Ambient 3」ですが、ブライアン・イーノはプロデュースを担当。ララージの演奏するエレクトリック・チターやハンマー・ダルシマーの音にイーノがうっすらと電子処理を施しています。サブ・タイトルに記された「Day Of Radiance」。「輝く日」とでも訳せばいいのだろうが(当時の日本盤のタイトルは「発光」)、非常に明確な2部構成になっています。

前半はThe Danceと名付けられた曲が「#1」「#2」「#3」と続きます。こf0045842_12525531.jpgThe Danceはチターとハンマー・ダルシマーの煌びやかな音が延々と重ねられた曲で、結構アンビエントのわりには肉体的であり、躍動感があります。要するに「結構うるさい」んですね(笑)。環境音楽というよりは、チターやハンマー・ダルシマーのあの独特な音が延々と無限のループを繰り返すある種のサイケデリック感覚を誘発する音楽ですね。ヨーロッパ発祥の楽器でありながら、どこかアジア圏の音楽のような響きがあるのがとても興味深いです。

そして後半はMeditationというタイトルが付けられた曲が「#1」「#2」と並びます。このMeditationではチターの音はかなり抑制され、イーノのアンビエントな電子音を中心にして、そこにララージのチターが静かに絡まっていく非常に浮遊感のある音になっている。今までの前2作のアンビエントな音に最も近いと言えるでしょう。特にMeditation #1は18分にも及ぶ霧の中で彷徨っているような感覚に陥るアンビエントです。弱冠やかましめの前半(アナログではA面)と、浮遊感のあるアンビエントな後半(アナログB面)の対比も明確でアルバムを通してコンセプチュアルな構成がされているように思えます。
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さて、この「Ambient 3:Day Of Radiance」ですが、ララージの単独名義という事もあってか、過去ブライアン・イーノの作品が幾度もリマスターで再発されているにも関わらず、この「Ambient 3」だけが再発を見送られスルーされるという憂き目に遭っています。是非ともこの作品もイーノの一つの作品としてもしっかりと評価してもらいたいものです。音は今までのアンビエント・シリーズに比べると少し輪郭のハッキリした作品ですが、後半のアンビエントな展開は今までの2作品に比べても何の遜色もない素晴らしい音ですからね。

4作品の中で3作目にこの作品を持ってくるイーノもなかなかニクいです。他の作品と聴き比べてみるのも面白いでしょう。

そしてこの2年後、「Ambient」4部作の最終作として登場するのが「Ambient 4: On Land」。この盤の紹介はまたいずれ。
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by Blacksmoker | 2007-06-29 00:13 | BRIAN ENO

告知●「チューバイカ Vol.11 @common cafe」●



直前ですが、明日6/23(土)開催します!


●●「チューバイカ Vol.11」●●  
@common cafe

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私、BlacksmokerがDJとして登場するイベント「チューバイカ」。今回で11回目です。ノー・チャージ。凄い楽しいので近郊の方は遊びに来てください。



●●● チューバイカ Vol. 11 ●●●

date: 07. 06/ 23(Sat.)
open: 22:00 - All Night !
door: no charge !
food: 「太陽ノ塔」
map: http://www.talkin-about.com/cafe/map.html

DJs:

Blacksmoker(from BLACKSMOKER SOUND SYSTEM)

Cameo
Fuckino 010
hino
KBKW
ku-ga
martin looser
mDA
TB Arkestra
waterloo


VJ: None


Blacksmokerは、深夜2時過ぎの登場です!今回はBLACKSMOKER SOUND SYSTEMとして登場!レゲエ・オンリーのジョグリング・セット!かなりヤバイ事になると思います。是非チェックしてくれ!
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by Blacksmoker | 2007-06-22 22:57 | 告知

RUMI [Hell Me Why??]

今かなり勢いの出てきている日本のアンダーグラウンド・ヒップホップ・シーン。一時期は完全に下火になっていたこのシーンも最近はかなり活発で嬉しい限り。しかも「BLAST」誌休刊というネガな話題も関係なく、アツいアーティストの作品がリリースされていますね(その意味では今までいかに「BLAST」という雑誌の力が無力だったかが証明されてしまったわけですが)。

そんな中で今回紹介するのは、RUMIの新作「Hell Me Whf0045842_18270100.jpgy??」。非常に力作に仕上がっています。前作の1stアルバム「Hell Me Tight」において、そのハードコアな姿勢で存在感を見せ付けたRUMI。今回はなんかジャケットが前作と違って可愛らしいものになっていて、一瞬ビックリしましたが、ハードコアな姿勢は全く変わってません。そして前作よりも余裕感のある作風でバラエティに富んだ内容になってます。グサッと胸に突き刺さるRUMIの鋭利なリリック描写は今回もギラリと光っています。

1978年生まれ。高校時代に妄走族般若、そしてDJ BAKUと共にヒップホップ・ユニット「般若」を組んでいf0045842_1829366.jpgたという話は有名だが、彼女の名前が浮上してくるのは2004年の1stアルバム「Hell Me Tight」から。RUMI曰く「溜まっていたものを吐き出した」このアルバムで強烈なリリックとスキルで一気に注目を浴び、その後MSCDJ BAKUとのコラボレーションでもヘッズにその存在感を確固たるものにしたと言っていい。アンダーグラウンドで生き抜く女性ならではの視点でのかなりドぎついリリックが個人的には印象的。特に浮ついた同性に対する辛辣な警告や、バカな男に対する強烈なDisは耳が痛いです。(亡霊パピー」「アキメクラ」「Beautiful Lifeなどは必聴です。)

さて「HELL3部作」と言われるプロジェクトの2作目にあたるこの「Hell Me Why??」ですが、トラックメイカーにレベル・ファミリアGOTH-TRAD(前作の「Mad Raver’s Dance Floor」は超強力盤!)なども迎えて揺れ幅の大きいトラック群が目を引きます。グライムのようなダンス・トラックをも余裕で乗りこなすRUMIがカッコイイですね。そして更に顕著になった様々な声色を使い分けるラップの表情が凄い。ドスの利いた低音で凄む声、高音域で叫ぶカナきり声、普通のカワイイ女の子のような優しい声など様々な声を使い分けて曲の表情を非常に感情豊かなものにしています。
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さてそのアルバムの中でもやはり出色なのは2005年に既にアナログ12インチでカットされている極楽都市。今回CDでは初収録。トラックはTHA BLUE HERBからO.N.O.が担当。ゲストにはMSCよりO2!最近のO.N.O.の音でも顕著な4つ打ち風のトラックに首都東京のかくれた裏側をエグるRUMIO2のリリックが凄いです。ここでの注目はやはりO2(左写真)。MSCの中でもイルさにかけては随一の彼の、気持ち悪いフローと強烈なパンチラインf0045842_1835537.jpg即死です。エヴィス・ビーツとコラボしたO2のソロ曲畜生とか、最近ではSHINGO☆西成のアルバムにも収録されている不適切な発言でもfeat.されてて強烈なパンチラインをカマしてましたが、もうイル過ぎますO2は。「高台にて高笑いするファミリー  レンタカー内の練炭で焚き火」とかヤバすぎて笑えないくらい。個人的に現在最もヤバいMCだと思います。

その他では、同じくMSCからPRIMALが参加したFever!GOTH-TRAD制作)もヤバいですね。グライミーなビートで暴れるPRIMALのハジケぶりが凄いです。「金はないけれど常にハイ」の連呼が強力。そして都会の幻想を暴くリリックとメロウで流麗なトラックのあさがえり藤圭子三上寛も歌った「夢は夜ひらく」のRUMI版リメイクR.U.M.I.の夢は夜ひらくMic Jack ProductionからDJ DOGGを迎えたピアノのループにストイックなヒップホップ・ビートが物悲しいZEROなど力作揃い。
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そして最終曲CAT Fight!!。アナログ・シングルにもなっているこの曲ですが、いやぁ強烈です!SKEによる不穏なピアノの音をサンプリングしたトラックに、セレブ願望の女を猫に見立てた超ドぎついリリックが炸裂です。「クソナスに捕まるな 毎日毎日ツメを磨けよ!」というコーラスがコワ過ぎます。

ジャケットからは想像できないエグい内容ですが、一聴の価値あり!アンダーグラウンド・ヒップホップ好きだけでなく、ロック寄りの人にも充分ガツンと喰らわせられる内容です。是非チェックして下さい。

ちなみに1stアルバム「Hell Me Tight」のジャケットはコレ↓
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全然雰囲気が違いますね・・・・。
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by Blacksmoker | 2007-06-21 00:13 | HIP HOP

中山うり [DoReMiFa]

実は2006年にiTunesで配信のみでリリースされていf0045842_1221067.jpgたEP「Uri Nakayama EP」でめちゃくちゃ気に入って、それ以降の音源のリリースをかなり愉しみにしていた中山うり。その彼女が遂にメジャー・デビューです。それに伴いiTunesにて既にリリースされている曲に新録音3曲を追加した1stアルバム「DoReMiFa」がリリースされました。こうして誰でも手に入れやすい環境になった事は非常に喜ばしい事だ。これを機会に是非とも中山うりの歌声とその音に触れてみて欲しい。

ミュージシャンでありながら現役の美容師・スタイリストしても活動している変わった経歴の彼女ですが、この人はデビュー前からワンマン・ライヴを満員にしたり、フジロック・フェスティヴァルにも出演したりと数々の伝説を持っている。それほどまでに彼女の音楽は魅力的で人を引き込む力を持っているのです。
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アコーディオンの弾き語りというスタイルもユニークですが、やはり彼女の声が最大の魅力と言っても過言ではない。この声に引き込まれます。声だけで言うと昔なら荒井由美、今なら湯川潮音といったところでしょうか。母性的でありセクシーでもある表情豊かな歌声が素晴らしい。どちらかと言うとジャズ・ボーカリストの風情が漂いますね。

彼女のバックを支えるバンドもギターやドラム以外にトランペットやフィドル奏者もいてまさしく無国籍なジプシー音楽といったカンジ。異国の人情味のある市井の場末のサウンドトラックです。キャレキシコディヴォーチカなどマリアッチ的なところもあるし、フランスのシャンソンのようでもあり、ジャズのスタンダードのようであり、良く聴くとやはり日本的であったりもする。まさしく無国籍。昨年アサイラム・ストリート・スパンカーズの東京公演で前座を務めたそうだが、まさしく適任だったと言えるだろう。
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さてこの1stアルバム「DoReMiFa」。iTunesでダウンロードして聴きまくった人ならもはやお馴染みの曲月とラクダの夢を見たで始まります。この曲は以前iTunesで一週間フリーダウンロード曲に選ばれていた曲であり、この曲で彼女の魅力に引き込まれた人も多いはずです。穏やかなスライド・ギターに絡むアコーディオン。そこに魅惑的なヴォーカルが乗ります。もう出だしだけで名曲の風情が漂っています。もはや後世に残る名曲と言っても大袈裟ではないですね。
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月とラクダの夢を見た以外にもiTunes配信のマドロス横丁」「Blu-Voyage」「ノスタルジア」「走る女が既発ですが、他に新曲が3曲夏祭り鮮やかにsuikatotoが歌詞を書いた曲。totoの相変わらず浮遊感のあるリリックが不思議な魅力の曲ですね。続く早起きラジオ。これはライブでは定番の曲らしいですが、素敵な曲ですね。これも歌詞がとても良い。そしてばいばいどくおぶざべい中島みゆきのカヴァー(この“どくおぶざべい”はオーティス・レディングの「The Dock Of The Bay」の事)。いずれの曲も中山うりのオリジナルのような曲になっています。素晴らしいジャズ・ボーカリストというはスタンダード曲をオリジナル以上の出来にすると言われていますが、まさしく彼女もそのセオリー通りですね。
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とにかく非常にオリジナリティ溢れる音楽。まさしく「中山うり」というジャンルを確立しています。前述しましたが、この機会に是非聴いてみて欲しいアーティストです。チェックしてみて下さい。絶対損はさせませんよ。
 
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by Blacksmoker | 2007-06-17 01:00 | JAZZ

COCOROSIE [The Adventures of Ghosthorse and Stillborn]


f0045842_12333396.jpgディヴェンドラ・バンハートアニマル・コレクティヴアントニー&ザ・ジョンソンズらのブレイクと共に、2年程前から世界的に注目されてきた「フリー・フォーク・シーン」。その彼らと深く交流を持ち、シーンの中核に位置するこの姉妹デュオ、ココロージーの2年振りの新作「The Adventures of Ghosthorse and Stillborn」を紹介しましょう。まさしくジャケットの絵の通りの音ですね。幻想的でありながらも、少しグロテスクさも含んだグリム童話のような世界です。

ニューヨーク在住のシアラビアンカのキャサディ姉妹によるこのユニット。シアラの愛称ココと、ビアンカの愛称ロージー。合わせてココロージー。彼女らの音楽は非常に独特です。
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シアラが担当するハープやピアノを主体にして、その上からビアンカが奇抜なサンプリングのサウンド・コラージュを施して何とも不気味でカワイイ童話の世界のような空間を作り上げています。ヴォーカルは2人が担当。ビョーク(金の亡者)とかジョアンナ・ニューサムと同種の浮世離れした浮遊感のある声がこれまた魅力でもあります。

一気に注目を浴びる事になった前作「Noah’s Ark」では、そんな事お構いなしな独特なマイ・ワールドぶりを発揮して完全に完成された彼女達だけの閉ざされた箱庭空間を見せ付けてくれましたが、今作では非常にオープンな作風。グリム童話的な独特の音世界は今作でも健在だが、メロディの良さが格段に増しています。
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今までは掴み所のないメロディが多かったですが、輪郭のくっきりしたメロディやサウンド・プロダクションによって非常に聴きやすくなっています。ビョークの作品を手掛けるヴァルゲイル・シグルドソンによるプロデュースによるアイスランド録音が功を奏していますね。今まで完全に閉じこもった自分達だけの世界を創り上げてきた彼女達のベクトルを外界へ向ける事に見事に成功しています。

1曲目Rainbowarriorsから今までとf0045842_12433348.jpg気色が違います。輪郭のハッキリした打ち込みのビートにラップのようなビアンカ(左写真)のヴォーカルに、浮遊感のあるシアラの幻想的なコーラスが被さる今までのココロージーには無かった明るくキャッチーな素敵な曲に仕上がっています。まるでEELSのようなカンジですね。でもスクラッチ音、馬の鳴声、ホイッスル、口笛、電子音、シンセサイザー、おもちゃのサイレンなど無数のコラージュがされているのは相変わらずで聴いていて面白いですね。

みんな日本に行きたがってる」と歌われる童謡のようなメロディのJapan、おもちゃのピアノの幻想的な旋律をバックにシアラ(下写真)の美声が映えるWerewolfジョアンナ・ニューサムのようにビアンカがグランド・ハープを弾き語るAnimalsなど非常に良い曲が多いですね。
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その一方で今までの彼女達の世界観を踏襲するオルゴールの単音をバックにシアラが消え入りそうに歌うBloody Twinsや、メロディカにこれまたシアラのフィールド・レコーディングのヴォーカルが入ったBlack Poppiesなどの曲もしっかり入っています。今回特に気が付いた事は、シアラの歌が非常に上手いという事。ビアンカのラップのような歌との対比もしっかりされていて非常に良いですね。

彼女達の作品の中で、最もメロディの際立った開かれた傑作です。即効性はありませんが、じわじわ効いてくる良盤です。前述したRainbowarriorsのPV(何と監督はミッシェル・ゴンドリー!)がココで観れますので是非チェックして下さい。

f0045842_1257965.jpgそしてもう1つオススメなのが、ココロージーシアラMatteah Baimによるプロジェクト、Metallic Falcons(メタリック・ファルコンズ)。東欧圏のメタル・バンドのようにイカつい名前ですが、音は全然違います。こっちはココロージーよりももっとフリークアウトしたサイケデリック・フォーク。2006年に1stアルバム「Desert Doughnut」(右写真)がリリースされていますが、こちらも相当歪んだ幻想的なフォークです。

ココロージーが気に入った人はコチラもチェックしてみて下さい。
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by Blacksmoker | 2007-06-13 00:12 | FOLK

V.A.[The Complete Stax / Volt Singles : 1959 – 1968]

これは凄すぎる!!

ソウル・ファン感涙の凄い箱が出ましたよ!

f0045842_0114310.jpg1960年代を代表する超重要ソウル・レーベル「STAX」スタックス)。そのスタックスからリリースされた全シングル244曲を完全収録した9枚組のボックスセット「The Complete Stax / Volt Singles : 1959 – 1968」が遂に再発されました。1991年に一度日本盤で発売されているそうですが、最新リマスタリングが施されて待望の再発です。これは一家に1つのシロモノですね。

ソウル・レーベルの名門「モーf0045842_0262922.gifタウン」と双璧をなす存在である「スタックス」。このスタックスは1959年にモータウンがデトロイトで設立されたのと同じ1959年にテネシー州のメンフィスで設立されている。創設者は白人銀行員のジム・スチュワートとその姉エステル・アクストン。スタックスという名は彼らの名前のStewartAxtonの頭文字から取っています。モータウンが洗練されたポップなフィーリングを強めたサウンドなら、スタックスのサウンドの特徴はずばり「南部」。ブルーズやゴスペルに根ざした黒人音楽がそのサウンドの基調になっています。つまりサザン・ソウル。このレーベルの音を聴けばサザン・ソウルが何たるかが分かると言っても過言ではありません。

このスタックスからは後世に名を残す偉大なるソウル・ミュージシャンを輩出しています。

         まずはオーティス・レディング
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        そして通称ダブル・ダイナマイト、サム&デイヴ
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         さらにはサザン・ソウルの女王、カーラ・トーマス
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その他にもルーファス・トーマスアルバート・キングという看板アーティストから、ブッカー・T & ザ・MG’Sなどのバンドまでソウル・レジェンド達がズラリと名を連ねます。このボックスにはこれらのアーティストの音源はもちろんの事、幻と言われた今では入手困難なアーティストの音源まで網羅されています。それがリリースされた順にきっちりと収録されている丁寧な編集ぶり。そして是非ともチェックして欲しいのが日本盤。この日本盤には415ページにも及ぶ豪華なブックレットが付いていて、スタックスの歴史から所属アーティストの紹介、そして楽曲の解説、歌詞さらにはそのチャート・アクションまで掲載されているという凄い内容です。これだけでも一級の史料価値がありますね。
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さてそのスタックスですが、1967年にオーティス・レディングを交通事故で失って痛手を負い、その後は親会社であるアトランティックに版権を奪われ徐々にその勢いがなくなっていきます。そして遂に1976年に契約問題の絡みで倒産しその偉大なる歴史に幕を閉じることになります。

しかし2006年の暮れに現在の親会社であるジャズ・レーベルの「コンコード」からこのスタックスの復活がアナウンスされ大変な話題になりました(何でもあのジャスティン・ティンバーレイクも出資しているそうです)。しかもその新生スタックスと契約を交わしたアーティストが2人。まずはアイザック・ヘイズ
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そしてアンジー・ストーン
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これは燃えますよね。かなり期待が高いです。しかも第一弾アーティストとして全盛期のスタックスのサウンドを支えたアイザック・ヘイズが迎え入れられたというのも泣かせます。最近では何とあのジャズ・トリオ(そういや新メンバーにヴォーカルが入って4人組になりましたね)のソウライヴまでスタックスと契約したし、かなり目が離せないレーベルになってますね。

その新生スタックス・レコードからのリリーf0045842_0311550.jpgス第一弾は何とアース・ウィンド&ファイアのトリビュート・アルバム「Interpretations: Celebrating the Music of Earth, Wind and Fire」(右写真)。これがめちゃくちゃ良い出来なんです!このアルバムは後日紹介しようと思ってますが、超豪華なR&B系のアーティスト達によるソウル度満載の素晴らしいカヴァー・アルバム。アース・ウィンド&ファイアはそこまで詳しくはなかったんですが、このアルバムで彼らが偉大なソウル・レジェンドである事を思い知らされた次第。超オススメです。

そして、このボックスセットはソウル・ファンならマストなアイテムです。60年代のサザン・ソウルの真髄をとくと味わって下さい。
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by Blacksmoker | 2007-06-09 00:33 | R&B / SOUL

BONE THUGS-N-HARMONY [Strength & Royalty]

とうとう3人組になっちゃいましたね~。

f0045842_23115350.jpgオハイオ州クリーヴランド出身の孤高のラップ・グループ、ボーン・サグスン・ハーモニー。兄弟や従兄弟を中心に結成された5人組だった彼らですが、1994年の1stアルバムのリリースと同時にメンバーのフレッシュン・ボーンが脱退。そしてもう一人のメンバーである問題児ビジー・ボーンも離脱→復帰→逃亡→ソロ活動→服役などを繰り返した末、遂に正式に離脱(クビ?)し、遂に3人組となってしまいました。しかし、この新作「Strength & Royalty」の出来はボーン・サグスン・ハーモニー史上最高の1枚と言ってよいだろう。個人的に大好きな1997年の2枚組の大作「The Art Of War」と並ぶ傑作です。

本国アメリカでは絶大な人気を誇り超ビッグな存在であるボーン・サグスン・ハーモニーですが(この新作もビルボード・チャート初登場2位を記録!)、いまいち日本ではその知名度は低い。いや低いというレベルではなく全くの無名だ。彼らの事を好きになってもう10年以上が経つが、この間私の周りで彼らの事を好きな人になんてお目に掛かった事がない。
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まあその理由も分からないでもない。まず第一に名前が憶えにくい。長い名前もさることながら、メンバーの名前も「○○○・ボーン」で統一されてて誰が誰やら分かり辛い。第二にメンバー全員が何言ってるか分からない程の変態的超高速ラップをハモリまくる歌い方。この二つが主な原因だ(他にも分析すると要因はたくさんあるだろうが、上記の二つが占める割合は非常に高いと思う)。だが良く考えてみたら、名前が覚えにくいアーティストでも人気のあるアーティストだって普通にいる。Sa-Ra Creative PartnersだってThree 6 MafiaだってChamillionaireだって、かなり覚えにくい名前だが、まだボーン・サグスン・ハーモニーよりは日本では知名度が上だ。超高速ラップだって、トゥイスタリュダクリスバスタ・ライムスだって正直早口過ぎて何言ってるか分からんし。やはり何か他に要因があるんでしょうかね。皆目見当が付きません。

そんな超ビッグ・ネームでありながら日本では無視され続ける彼らが、日本で認知度を上げる最後のチャンスとなるであろうアルバムがこの新作「Strength & Royalty」だ。とにかく素晴らしい力作。これがスルーされるなら、もうボーン・サグスン・ハーモニーが日本で認められるようになる事は永遠にないでしょう。
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まず今作だが何とSwizz Beatzのレーベル「Full Surfice」からのリリース。一時期のスランプに「トライトンのサンプラーのプリセット音を使い果たした」と揶揄されてたりしたSwizz Beatzだが、今やトップ・プロデューサーに返り咲き。昨年のバスタ・ライムスNew York Shitを始めとして膨大な数のクラシックを生み出す大ヒット請負人。その彼がボーン・サグスと組んだのは非常に意外。しかもボーン・サグスに対する敬意の表れか、実はSwizz Beatzは1曲だけしか手掛けていない。その曲Candy PaintはいかにもSwizz Beatzらしいド派手な掛け声系バウンス・トラック。そこにボーン・サグスの超早口フローが畳み掛けるヒット・ポテンシャルの高い1曲です。

しかし今回のアルバムの特徴は非常に外向きだ。今まで彼らの音はDJ U-NEEKという人物がほとんどを手掛けていた(この男は、いまだに顔も詳しい経歴も全く謎)。そのDJ U-NEEKが一切参加していない。変わりに迎えられたプロダクション陣が超豪華!Swizz BeatzAkonJermaine DupriWill.I.AmToompNeo Da Matrixなど尋常じゃない顔ブレ。そしてゲストにはマライア・キャリーAkonトゥイスタザ・ゲームバウ・ワウ、そしてゴスペル界からヨランダ・アダムスとこれまた凄い顔ブレです。

1曲目Flowmotionからジグソーの超有名ネタ、ミル・マスカラスの入場テーマとしても有名な曲Sky Highの上で超早口な変態的フローを展開するボーン・サグスに驚きます。クレイジー・ボーン(左写真)もかなり頑張っていますね。その後も今までになく派手なトラックを乗りこなす姿に新鮮味を感じます。ただf0045842_23184528.jpgやはりボーン・サグスの真骨頂はThe CrossroadsIf I Could Teach The Worldなどのメロウ・バラードです。彼らはやはり美しいスロウなトラックが素晴らしい。そんな意味ではファースト・シングルになったAkonがフックを歌うメロウで美しいI Triedが抜きん出て素晴らしい!その他にもメロウでキャッチーなトラックに女性コーラスが耳を引くポップなSo Good So Rightなどもヒット・ポテンシャルは非常に高いでしょう。

マライア・キャリーにフックを歌わせた豪華なLil Loveザ・ゲームWill I.Am.が参加したストリートなハードな上がりなStreets、早口ラップ対決のようなトゥイスタを迎えたミッド・ウェスト賛歌C-Town、そしてゴスペル界から何とヨランダ・アダムスが登場した異色のOrder My Stepsなど話題満載の曲ばかりです!


高音で変態的に早いラップを披露すf0045842_23363653.jpgビジー・ボーンが不在なのは残念だが、その分他のメンバーの頑張りが非常に目立っています。特にビジーがいなくなった為に一番高音を担当する事になったレイジー・ボーン(右写真)が良い働きをしています。低音域のウィッシュ・ボーンクレイジー・ボーンの2人との対比がはっきりしたように思えます。3人になったことで一人一人にスポットが当たるようになったので、今まで誰が誰やら分からなかった人でも今回のアルバムでやっとメンバーの声と名前が一致するんじゃないでしょうかね。

ボーン・サグス史上最もコマーシャルな傑作アルバム。是非、なんとか、どうにか、聴いてみて欲しいです!

そしてSo Good, So Rightの中のリリックでレイジー・ボーンが「俺たちはビジーがいたからこそなんだ オレは叫んでる ビジーどこへいっちまったんだ ムショのフレッシュン・ボーンにも愛を捧げるぜ」と言っているように、いつの日か5人のメンバーが再集結してくれる事を願いますよ。
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(個人的に一番のお気に入り曲If I Could Teach The World(1997)のPVはコチラ。無駄に金掛かってて凄いです。ストーリーも意味不明!チェック!当時メンバーだったビジー・ボーンはこのPVの撮影をバックレたそうで、彼のパートは声だけ聞こえるだけになってますが・・・。)
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by Blacksmoker | 2007-06-05 00:25 | HIP HOP

MARISA MONTE @ 渋谷オーチャードホール 5/30(水) 2007


行ってまいりました(涙)!

実に15年振りとなる現代のブラジル音楽界の女王マリーザ・モンチの来日公演。15年ともなると初めて観る人がほとんどでしょう。もちろん私も生で観るのは初めてです。(初日の名古屋公演では客のほとんどがブラジル人だったという凄い情報を聞いていたので、正直かなりワクワクしてたんですが、東京公演はおとなしい日本人が大半でした。)
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ステージ上には3段になった雛壇のような今までに見た事ない形のセットが組まれています。今回のツアーでは、演出は前回のツアーのように照明にこだわりまくった演出ではなく、黒い布をバックに、シンプルな照明で演奏面にスポットを当てさせる演出。これが非常に格調高く、優雅な雰囲気を醸し出しており、新作の楽曲に見事にマッチしていましたね。

さて定時を少し過ぎた頃、会場の照明が落とされる。一切照明もなく真っ暗な中でゆっくりと始まりました。オープニングは新作「私の中の無限」の1曲目Infinito Particular。でも、どこに誰がいるのかまったく分かりません。その暗闇の中でマリーザのおそろしいくらい美しい声が聞こえてきます。その声はレコードと全く同じで安定感抜群。微塵のブレもありません。正直、最初はCDを流してるんじゃないかとマジで思ったくらいです。完璧。曲の終盤でようやくステージの最上段でヴィオラォンを弾く麗しいマリーザにスポットライトがあたり会場から大喝采が起こります。生で観るマリーザはとにかく美人でした。
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続いては、もう1枚の新作「私のまわり宇宙」の1曲目を飾るUniverso ao Meu Redor。ここでやっとステージ全体が明るくなります。総勢10人の編成。最前列に管楽器類を演奏する4人、中段にパーカッションとキーボードの2人、最上段にはマリーザを含む4人という並び。最上段にはベースのダヂ、そしてギターのペドロ・ベイビー、そしてカヴァキーニョ担当のマウロ・ヂニスという重要メンバーが並んでいます。

f0045842_20193498.jpg今回の会場オーチャードホールは天井が20メートルもあるオペラなどで使われる会場(大阪でいうと中央公会堂のような雰囲気)で様々な音響効果が施されていると聞いていましたが、噂通りの素晴らしい音響!10人ものミュージシャンが繰り出す様々な音がクリアに分離してしっかり聴き取れるし、会場後方から全ての音が一つになって聴こえてくるのには本当に驚きです。マリーザの素晴らしい声も見事に会場中に響き渡る素晴らしい音響効果でしたね。

3曲目にはトリバリスタスのアルバムからCarnavália。パーカッシヴなアレンジではなく弦楽器を中心にしたアレンジ。こんな曲をやられたらもうむちゃくちゃ盛り上がりそうなもんですが、会場の客は意外にも非常に静か・・・。なんだ東京の客は?マリーザのライヴで座ってじっと観てるなんて笑止ですよ。この後は、そして懐かしのアルバム「マイス」から名曲Eu Não Sou Da Sua Rua、そしてトリバリスタスのアルバムからのPasse em Casa(ちょっとテンポ早め)などもう素敵過ぎる選曲です。
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マリーザ以外のメンバーは一人で何回も楽器を持ち替えて様々な楽器を演奏していましたが、特に目立ったのはペドロ・ベイビーのギター。彼のガット・ギターが随所で素晴らしい音色を聴かせてくれました。そしてパーカッションのマルセロ・コスタ。ラテン的なリズムの要となるドラムやパーカッションでガッチリと弦楽器中心のバンドのボトムを支えていました。そして寡黙なライオン、ダヂマリーザの横で寡黙に演奏するこのダヂの柔らかなベースもこのバンドには必要不可欠な要素ですね。時にはコーラスも担当し、その素晴らしい男前ぶりにヤラれます。渋すぎましたね。

そして遂に、最上段で座って歌っていたマリーザが上着を脱いで黒のドレスでステージ前方に出て来ました。
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曲はアルバム「ローズ&チャコール」から感動的なMaria De Verdade。身長も高く、手足も非常に細くて長く、モデル並みのスタイルのマリーザ。私がマリーザの音楽に出会って10年くらい経ちましたが、こんな目の前5メートルくらいの所で歌っているとは、まるで夢を見てるようです。しかも大好きなMaria De Verdadeが聴けるなんて感動です。

そして、その後はステージ後方に月が映し出される幻想的な演出のAlta Noiteなど、もう大合唱系の名曲オンパレード。
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Dança Da SolidãoSegue O Secoなど「ローズ&チャコール」のアルバムから実に4曲も披露してくれてそれだけでも感動です。特にSegue O Seco!弦楽器中心のアレンジでしたが、シャーマニックな祈りを捧げるマリーザの姿は神々しさすら感じましたね。そして何と初期のBeija Euまでも披露。もうヒット曲満載の素晴らしいセットです。
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最初はもう「なんなんだこの客は!」と思うくらい静かだった客もMeu Canarioでのコール&レスポンスあたりから徐々に温まってきて、終盤でようやくオールスタンディング状態に。続くトリバリスタスVelha Infanciaでも合唱が起こりようやく盛り上がりました。これにはマリーザもご満悦な模様。そして、この後からどんどん客がステージ前になだれ込んで来て、最前列付近はライブハウス状態。当然私も一番前。マリーザ目の前1メートルのところで歌っているとは、何て贅沢なんでしょう!ブラジル人も含めて周りは大合唱状態でした。観客も大爆発した所で、本編が終了。
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このあとアンコールではロックなナンバーNao Va EmboraJa Sei Namorar。これも私も周りは大合唱。やはりマリーザのライブはこうでないと!最後は大喝采に包まれながらメンバーとお辞儀をして満面の笑顔で去っていきました。

前日ではここで終了だったそうですが、今回は何と最後にマリーザが一人でステージに現れマイク一本でアカペラを披露。曲はBem Que Se Quis!涙モノですよ。1988年のデビュー・アルバム「Marisa Monte」に収録された彼女の初のヒット曲(イタリアのシンガー、ピノ・ダニエレの曲のポルトガル語のカヴァー)です。ブラジルでは今でもこの曲が流れると客席で大合唱が起こるこの曲。ライブDVD「Memórias, Crônicas & Declarações De Amor」でも一番最後に観客が大合唱してる姿が収められています。その名f0045842_20362757.jpg曲をマリーザがアカペラで歌い、観客もポルトガル語で大合唱。何でも前日の公演はスタッフが「東京はブラジル人が少ないからポルトガル語が分からないだろう」と急遽取り止めたらしいですが、今回は見事に大合唱が起こってました。私もポルトガル語で大合唱でした。そして1コーラスが終わったところで、観客の合唱をバックにマリーザが暗闇の中へ消えていき、客がフルコーラスを歌いきったところで客電が点いてコンサートは終了。素晴らしい演出でしたね。

今回マリーザのライブを初めて観て感じたことは楽曲の1つ1つの素晴らしさでした。新作からの曲はとにかくライブで映えます。しっかりとして親しみやすいメロディ・ラインがレコードで聴く以上に素晴らしかったです。それともう一つはステージの完璧さ。各メンバーのソロとか即興的なパートも一切なし。旧作からの曲はアレンジを変えていましたが、新作からの曲はまるでCDを聴いているような完璧過ぎる再現力。脱帽でした。その昔アート・リンゼイマリーザの事を「地球上で最も完璧主義な人間」と称したのも納得です。
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そしてホントに美しかったマリーザ。まさしく天賦の才。地上に降り立った女神とも言うべきその麗しい姿にはもう平伏すしかありません。でも笑うと非常にチャーミングで人情味豊かなのも印象的でしたね。客席から花束を貰ってとても嬉しそうだった表情が忘れられません。私もただのミーハーと化し握手してもらいました(感激)。

もはやマリーザはブラジル音楽界だけでなく世界に誇る素晴らしいアーティストです。その彼女の魅力を十二分に堪能出来た、ただただ素晴らしいライブだったと思います。終演後、感動的な余韻に浸りながら雨の東京を歩く私の頭の中にはジョアン・ジルベルトが流れていました。

さあ7月にはアドリアーナ・カルカニョットも初来日を果たすし、当分ブラジル音楽熱は冷めそうにありません!

 
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by Blacksmoker | 2007-06-02 00:13 | ライブレポート