[後編] Beyonce @ Summer Sonic 2009 8/7(金) 2009


さあ後編です!

If I Were A Boyに続いては、ハイヴィジョン・スクリーンにフルCGによるビヨンセが登場。猛吹雪の中でロボットみたいな格好をしたビヨンセが、豹に遭遇して自分も豹に変化する映像が流れて、BGMにはSweet Dreamsクリスタル・ガイザーのCMの曲)。その後、ステージがブラックアウトし、ビヨンセがもう何度目かの衣装チェンジで登場。大阪という事でわざとやってくれたのか(笑)、ビヨンセも豹柄の衣装!黄色いタイツ姿のダンサー4人をバックに引き連れて、曲はDiva。近未来的ビートに、前衛舞踊のようなダンスを披露するビヨンセですが、こちらも激しいダンスにもかかわらず全くヴォーカルがブレてないです。

では、その時の映像(↓)です。



そしてDivaが終わるや、そのままスクリーンには古いラジオが登場。もちろん曲はRadio。スクリーンのラジオの中に映像が映し出されるわけですが、そこには3歳くらいのビヨンセが無邪気に歌う古い映像が。その横には今のビヨンセの映像。この対比が凄すぎますね。ただこんな神憑りなパフォーマンスを見せつけるポップ・アイコンも、やっぱり元は普通の人間なんだという事をしみじみと感じます。
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そして再度ビヨンセ退場(しかし、一体どんだけ衣装替えするんだ!)。その主役不在のステージを任されたのは、コーラス隊3人の女性。
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もろにソウル・シンガーなデカい体格の3人がステージ中央に出てきて、堂々たる歌声を披露。これがまたとんでもない声量のシンガー達で、ビヨンセがいないにもかかわらず観客から大喝采を浴びていましたね。

そして、その3人が歌い終わると、再びスクリーンにビヨンセの映像。その映像の中で品行方正そうなビヨンセが金色のコインを指で上に弾くのですが、そのコインが天高く舞い上がります。
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そして、そのコインが落下してくるわけなんですが、急にもう一つの手が出てきてそのコインをインターセプト。その手の主は、ワイルドなメイクでバッチリ決めてド派手な衣装に身を固めた「サーシャ・フィアース」!そうです、ビヨンセの「オルターエゴ」であるもう1人の別人格サーシャ・フィアースの登場です。

アーティストの中には、こういう「別人格」というコンセプトを立てて自己表現の幅を広げたりする人もいるf0045842_19595774.jpgわけですが(メアリー・J・ブライジなら「Brook」、T.I.なら「T.I.P.」とか・・・)、ビヨンセも新作で「ビヨンセside」と「サーシャ・フィアースside」の2枚組というコンセプトを立てていたわけですが、どちらかというとサーシャはワイルド・サイドのようです。そんなサーシャビヨンセからコインを取り上げ、不敵な笑いを浮かべてこっちに歩いてくると(もちろん映像の話ですが)、突如観客席からどよめきが起こる。

一瞬何事かと思い横を見ると、私の横5メートルのところにビヨンセが!!!
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何と客席中央に作られたセンターステージに登場したのです!そういや昨年のColdplayのステージでもこのセンターステージを使っていたのに、まさかビヨンセのステージで使われるとは完全に油断してました。予想外の展開に驚いている間もなく、人がドッと押し寄せてきて周辺はパニック状態に。もう「ギャー!!」とか「ウォー!!」とか悲鳴しか聞こえません。そりゃそうだ、こんな間近に出てきたらもうそんな反応しか出来ませんよ。
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そんなパニック状態の中、投下されたのはBaby Boy盛り上がるの何の!客席はもう曲なんか聴いてられないくらいのモッシュ状態。いやコレはどんな曲でも盛り上るしかないでしょう。

さらに驚いたのは次の曲。スクリーンにジャマイカの国旗が映し出されて披露されたのはDawn PennYou Don’t Love Me(No, No, No)!オオッ懐かしい!
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さっきのアラニスといい何だ?この90年代中盤を中心にしたカヴァー選曲は。レゲエのビートに乗ってセンターステージを動きまくるビヨンセ(そういやこの曲はリアーナもカヴァーしてましたね)。目の前にいるビヨンセは足が超長く、顔も超小さくスタイル抜群。そして、その体から漲るオーラの凄まじいグルーヴに圧倒されっぱなしですよ。もう私も冷静さは完全に失っていましたね。
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さらに続くのはIrreplaceable。実はこのライヴが始まる前、「Ne-Yoがこの曲がステージに登場して競演するんじゃ?」なんて想像していたんですが、もうこのライヴを体験してしまうと分かりますね。「Ne-Yoが入り込むスキなんて全くない」です。

もうこのセンターステージでヒット曲メドレー連発。Check On Itをやったかと思えば、次は女性ダンサー4人を従え、トドメのデスティニーズ・チャイルド・メドレー投下。
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BootyliciousからBug A Boo、さらにはJumpin’ Jumpin’Say My Nameまで!もうお祭り状態ですね。しかし、ビヨンセを含めて5人の女性が横並び立っている状態は、もうセンターステージからはみ出そうなくらいです!女性ダンサーの次は、男性のダンサーが登場して新作からのVideo Phone。目の前5メートルという近さで観てると、もうビヨンセの表情までもの凄い良く分かるのですが、ダンスを披露しているビヨンセの顔はかなり辛そうな表情でしたね。やっぱりとんでもなくハードなんでしょうね。華やかさの裏の貴重な一面を垣間見れたような気がしました。
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センターステージで30分近くもパフォーマンスを見せた後、ビヨンセはメインステージに戻り、バックのハイヴィジョン・スクリーンに映し出されるのは、おそらくYoutubeで公開されている素人が投稿したSingle Ladiesのダンス・ビデオ。もう何十人もの素人(中にはオバマ大統領が踊っている映像までも!)の映像が終わるや、本家本元によるSingle Ladies
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余計な演出を抜いた真っ白なスクリーンに「ダンスと歌のみで勝負!」なPVと同じコンセプトのパフォーマンス。もう観客も最高潮の盛り上がりをみせる中、突如ビヨンセがステージを降りてきて客席に入っていき、客と触れ合ってるではないですか。いや~もうこのサービス精神は凄すぎです。もはやステージ前方は修羅場と化していましたね。
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もう最高潮の盛り上がりをみせたあと、ビヨンセが真っ暗なステージに立ち、スクリーンに何とマイケル・ジャクソンの写真が。
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ビヨンセマイケルに対して謝辞を述べた後、ピアノのイントロと共に曲はHaloへ。新作の中でも最もドラマティックで仰々しいナンバーなので、このマイケルへのトリビュートとしては最も相応しい曲でしょう。コーラスの歌詞を「Michael we can see you halo」と変えて、座り込みながら歌うビヨンセの姿に結構ジ~ンとしてしまいましたね。ビヨンセの中でも屈指の名バラードになるのは間違いないでしょう(いや、もうなってますね)。新作「I Am…/ Sasha Fierce」は、あんまりしっかり聴いていなかったんですけど、改めて聴いてみたらイイ曲多いんですね~。
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そしてメンバーやダンサーが全員登場して大観衆に挨拶し、ビヨンセ1人が階段の上に登っていきトドメのシャウト!もうこれ以上ないドラマティックな大団円を迎えてビヨンセは去っていきました。
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当初アナウンスされていた時間を大幅に延長する1時間40分のライヴ。これは単独公演とあまり変わらないくらいのセットですね。もうお腹一杯(でも単独公演ならこれ以上に長いのか!?考えられない・・・)。世界最上級のエンターテインメント・ショー。このライヴを体験した人なら必ず分かってくれるでしょう。最強のパフォーマンスで観るものを圧倒するこのビヨンセの凄さにホント心まで持って行かれましたね。

まあ、ああいう場所であったからこそかもしれないし、こちらも予備知識なしで臨んだ事もあったかもしれせんが、その事を抜きにしても今まで観たライヴの中で最も衝撃的だったし、ビヨンセのパフォーマンス力の凄さは壮絶でした。ビルボードライヴで1万円くらいで80分くらいのライヴを見せるアーティストと比べると、今回のビヨンセのコスト・パフォーマンスは異常に高いです。

冗談抜きで凄いので、まだ未体験の人は10月の単独公演に行く事を絶対にオススメしますよ!

       
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by Blacksmoker | 2009-08-26 19:07
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