BRIAN ENO 「77 Million Paintings」

最近ひそかに話題の多いブライアン・イーノ氏。
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昨年は久々となるアルバム「Another Day On Earth」 (ボーカル・アルバムとしては実に28年振り!)をリリース。今年になってからも80年代の映像作品をDVD化した「14 Video Paintings」 もリリースされたし、Nonesuchからはデイヴィッド・バーンとイーノが1981年にリリースした名作「My Life In The Bush Of Ghosts」 がリマスター盤として再発。そして4月には何とラフォーレミュージアム原宿において音楽映像インスタレーション展が開催されていた。個人的には、昨年末オーストラリアに行った時に「Ambient 1: Music For Airports」 (1979)をずっと聴いていたという事もあって、昨年から何かしらイーノ氏の名前を絶えず聞いていましたね。

f0045842_2131942.jpgさて、今回紹介するのはイーノ氏初のPCアプリケーション映像作品「77ミリオン・ペインティングス」。これは前述の音楽映像インスタレーション展において会場で使用されていた作品でもあります。これがなかなか面白い作品なのです。

この作品についてイーノ氏は「一種のヴィジュアル・ミュージックである」とコメントしている。PCの画面上にイーノ氏が長年かけて描いた絵画や写真、複数の作品をランダムに映し出し、ゆっくりと融合させ変化させていく。この複合絵画のコンビネーションはタイトルの「77 Million」の通り、まさに77,000,000通りの絵を生み出します。BGMとして流れるアンビエント・サウンドも幾つかの音のレイヤーを生成的に配合し、365日・24時間同じ音楽が流れることがないという作品です。

イーノ氏が手掛けてきた数々のインスタレーションがPCの画面上で自動的に生成されていくわけですが、いろんな抽象的な画像がゆっくりゆっくり変わっていく映像は究極の催眠効果を誘発します。しかも抑揚のないビートレスなアンビエントな音楽がBGMですからその催眠効果はさらなるf0045842_2181326.jpg相乗効果を生み出すので、まだまともに長時間は観れてないです…。これはデカいTV画面に接続して観る(というよりタレ流す)のがベストですね。「無視も出来るし、しっかりも聴ける音楽」 というコンセプトを元に30年以上前にイーノ氏によって提唱されたアンビエント音楽。この作品はイーノ氏のアンビエントの究極形とも言える作品だ。

ただ1つ気になることがあります。非常に綺麗な造形の抽象画が絶え間なく出てくる中にたま~に日本の女子高生の絵が出てくるのだ!これもイーノ氏の趣味なんだろうか?これだけは勘弁して欲しい…。
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by Blacksmoker | 2006-05-08 02:38 | BRIAN ENO
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