中山うり @Shangri-La 8/31(金) 2007


昨年から話題の中山うりのライヴを体験してまいりました!
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ちなみに大阪では初ワンマンという事で会場のShangri-laはほぼ満員。その注目度の高さが窺えます。客席には年配の人もたくさんいてその人気の幅広さにも驚きましたね。

さてオープニング。Shangri-la独特な赤いカーテンで囲まれた空間が何ともマッチしています。ステージ前の赤いカーテンが開くと、既にバンドがスタンバイしていて演奏が始まる。ドラム、アコースティック・ギター、ウッド・ベース、そしてパーカッションという4人編成。彼らの演奏をバックに中山うりの登場。エキセントリックな風貌は写真で見るとおりだが、実に自然な佇まいです。
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さっとアコーディオンを抱え歌い出すと、一瞬にして場の雰囲気が郷愁を帯びたセピア色に変わった気がするほどその歌声は独特な魅力を持っています。そして1曲目が終わると客席に向かって一言「中山うりの世界へようこそ。」この自信漲る堂々たるMC。その辺のデビューしたてのアーティストではなかなか言えないでしょう、こんなセリフ。変なアマチュア感など微塵も感じさせないプロフェッショナルな姿勢が観ていて非常に清々しい。

さて今回初めて中山うりのライヴを体験して、感じたのは物凄い堂々としたステージングだった事。今まで大阪ではライヴをしてない人なので、まだまだ新人のように思っていたこっちのイメージを一気にぶっ壊してくれました。しかし、そのギャップに驚いた事を抜きにしても、一般的に見てもかなりの堂々たるステージングでしたね。
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バンドの演奏もこなれたもので、長年一緒にやってきた(と思われる)バンドならではのアンサンブルでガッチリと中山うりのバックを支えています。思ったよりもどっしりしたサウンドなのが結構意外でした。特にギタリストの繰り出すジャズ、スパニッシュ、スカなどを網羅した力強いアコースティックなメロディがとても印象的で、CDで聴くとスライド・ギターかと思った音も普通に指のスライドだけの音でしたね。このギタリストの存在は非常に大きいです。

バンドの音(というか中山うりの音)は主にジャズ、ブルf0045842_1144049.jpgーズ、昭和歌謡などを基盤にして、そこにアコーディオンの郷愁的な音色を取り入れた異国情緒漂う音で、例えるならばEgo-Wrappin’の世界観に似ています。ただEgo-Wrappin’のような突き放すようなクールさはなく、包み込むような包容力でもって場の雰囲気を支配するのが中山うりの特徴だと言っても良いでしょう。

ワンマン・ライヴだけあって1stアルバム「DoReMiFa」からの8曲全てはもちろん披露。その他にも未発表曲や新曲、そしてカヴァーも含めた1時間半。じっくりと「中山うりの世界」を堪能出来ましたね。
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特に「DoReMiFa」からの曲はやはり素晴らしい。中山うり自身も「自分で言うのもなんですが、これは名曲です。」と言っていた月とラクダの夢を見たなどはまさしくその言葉通りの名曲です。古くから歌い継がれてきたような佇まいを持った素晴らしい曲ですね。早起きラジオなんかももはや名曲と言っていいでしょうね。披露された新曲も中山うりの世界を踏襲したメロディの際立つ曲で、新作への期待が高まります。suikatotoが作詞したほろ酔いブランコもこれまた素晴らしい曲でしたね。

f0045842_1214573.jpgカヴァーで披露されたのは何と高田渡生活の柄!これは私も高田渡の中で一番好きな曲です。この曲を完全に中山うり流にポップにアレンジしていて面白かったですね。客席からもコーラスが自然に起きて非常に良い雰囲気に。そしてアンコールの一番最後で披露されたのが、彼女曰く「初期の頃に作った」という曲歌を忘れたあなた。これが切ないメロディを持った良い曲で、かなり印象的でしたね。こんな曲を若い頃に作っていたとは凄い才能ですね。この曲で感動的に締めくくって、静かにステージを去っていきました。

それにしてもこの中山うりは素晴らしいアーティストです。その世界は初めて観る人でも一気に魅了されると思います。是非チェックしてもらいたいですね。まずはiTunesで視聴してみて下さい。そしてライヴ慣れした堂々としたプロフェッショナルなステージも一見の価値アリです。
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大阪には10月に「Minami Wheels」で、そして12月にはShangri-laで再びワンマンがあるそうです。
 
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by Blacksmoker | 2007-09-07 00:45 | ライブレポート
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